DNAの基本
基本的なことをラフに理解するために、高校生レベルの生物の本を使ってみます。
- DNAと遺伝子は違うの?
- タンパク質って何?
- アミノ酸って何?
- DNAの構造
- など
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DNAと遺伝子は違うの?
DNAは長いひも状の化学物質で、コンパクトに納めた形を染色体という。
DNAの上には遺伝子が並んでいます。
イメージで現わすと、
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タンパク質って何?
遺伝子はタンパク質の設計図なんですが、DNAは一旦 RNAにコピーされて、
RNAを翻訳するとタンパク質がつくられます。
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DNAからRNAへのコピーを転写という
上図は、DNAポリメラーゼというものが、DNAからRNAに遺伝子情報をコピーしているイメージ。
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RNAからタンパク質の作成を翻訳という
上図は、リボゾームというものが、RNA上の遺伝子情報を読んで、アミノ酸を連結させてタンパク質を合成するイメージ
なお、RNAには幾つもの種類があります。上図にあるのは
m RNA(メッセンジャーRNA)
r RNA(リボゾームRNA)
t RNA(トランスファーRNA)
など
参考:ファイザー社のコロナワクチンは、コロナウィルス対応の mRNAを人工的に作って、ワクチンに利用しています。
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アミノ酸って何?
タンパク質とは、アミノ酸がひものように繋がったものです。
アミノ酸とは化学物質で、遺伝子の翻訳には「20種類のアミノ酸」が使われます。
つまり、タンパク質は、アミノ酸という化学部品を寄せ集めて、一本のひものようにつなげてある長い高分子の化学物質です。
どのアミノ酸をどんな順序で並べるか、それでタンパク質が定義されてくるのです。
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