BONO's page -> マイ・研究室 ->  memo一覧 ->
   Memo - 流域あれこれ [2003年05月]
- 比流量
  • 河川のある地点における流量を,その地点までの流域面積で割ったもの.これは,ある河川のある地点における流域単位面積あたりの流量で,流量(m^3/s)を流域面積(km^2)で割った値.
    農業水文の分野では,渇水期の比流量にその視点が置かれている.
    • 渇水期比流量の例
    •   四国地方;   0.9〜1.8
    •   近畿地方南部;1.0〜1.8
    •   山陰地方;   1.8
    •   瀬戸内付近;  0.9
    •   太平洋沿岸;  1.8      「農業土木ハンドブック」より
- 河状係数
  • 河川の年間における最大流量と最小流量との比.この値が小さいほど流量が安定していて利用度が高い.この値が大きいと洪水を起こしやすく,日本の河川は諸外国の河川に比べ,流域面積が小さく勾配が急なので河状係数が大きい傾向にある.
    河川名 河状係数 河川名 河状係数
    北上川 260 セーヌ(パリ) 34
    阿武隈川 220 ライン(ケルン) 15
    最上川 304 ドナウ(ノイブルグ) 17
    信濃川 64 テムズ(テティントン) 8
    吉野川 224 ナイル(カイロ) 30
    筑後川 304 ミズーリ(カンサス) 75
    利根川 850
- 水資源賦存量
  •  水資源の量を表す指標の一つで、降水量(mm/年)から蒸発散によって失われる量(mm/年)を差し引いた量に、当該地域の面積(km2)を乗じた値 .
      日本の水資源賦存量        4,348億m3/年
      人口1人あたりの水資源賦存量 3,592m3/年・人

[前画面に戻る]

▲ページトップへ

Copyright(C)1998 Shinichi Takeshita.All Rights Reserved.