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   上賀茂試験流域 に関するメモと情報源 [2004年1月]

●京都大学水環境工学研究室では,1960年代からずっと雨量・流出量の観測を行っています.

基本情報:

  • 京都大学フィールド科学教育研究センター上賀茂ステーション内の山地小流域
  • 流域面積
    • 約4.4ha
  • 標高:
    • 100m〜200m
  • 植生:
    • アカマツ,ヒノキ,広葉樹の混交した二次林
  • 地質:
    • 古生層に一部洪積層が混じる.
    • 母材は主として砂岩,粘板岩
  • 地表面:
    • 落枝葉によって薄く覆われており,腐植層および腐植を多く含んだ膨軟な黒色または暗褐色の表土層が5〜15cm堆積
  • 現場透水係数:
    • 最大値:2.2×10^-5 cm/s
    • 最小値:1.8×10^-7 cm/s
    • 平均値:1.0×10^-5 cm/s
  • 流量観測:
    • 三角堰と四角堰の複合堰
  • 雨量:
    • 0.5mm転倒マス型雨量計
  • データ回収:
    • 約50日に一度
水収支など:
  • 観測結果から,1996年から2000年までの水収支などを示します.
  • 降水量(mm) 流出量(mm) 流出率 蒸発散量(mm) 可能蒸発量(mm)
    ・・Makkink式による
    蒸発散比
    1996 1717.0 882.34 0.51 834.66 897.85 0.93
    1997 1898.5 926.28 0.49 972.22 930.87 1.04
    1998 1958.5 1075.50 0.55 883.00 882.47 1.00
    1999 1614.5 742.08 0.46 872.42 890.68 0.98
    2000 1517.5 601.69 0.40 915.81 911.19 1.01
    平均値 1741.2 845.58 0.49 895.62 902.61 0.99

 
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