エアガン/ガス・ブローバック/SMG、その他 東京マルイAIR GUN エアガン ガス・ブローバック SMG、その他
商品は18歳以上対象です。
MP7A1 (東京マルイ)
"PDW"とは"Personal Defence Weapon"の略であり、個人防御兵器を意味する。これは1990年代、NATOよりNATO Draft D/296と呼ばれる開発要求であり、簡単に言えば0-100mの近距離領域用の兵器を要求したものであった。
本来、この距離はサブマシンガン(SMG)の領域であるが、アサルトライフル弾薬と比べて9mm弾薬は50m以上の戦闘領域において命中精度が明らかに劣るという欠点があった。そこで、専用弾薬を視野に入れたサブマシンガンとアサルトライフルの間を埋める兵器が必要とされていた。
元々、こうしたニーズは1980年代より指摘されており、H&K社は1980年代後半より"NBW"(=近距離領域兵器)として開発を開始していた。当時は4.73mm*25ケースレス弾薬仕様として設計されていたが、同時に開発されていた4.73mm*33ケースレス弾薬仕様のG11が1990年代に制式採用されながらも調達されないという不測の事態が起こった為、"NBW"プロジェクトも頓挫する形となった。
しかし、1990年代NATOより"PDW"の要求プロフィールが作成された事で、"NBW"の開発を"PDW"の名の下に再開、そして今回はH&K社の親会社でもあるロイヤル・オーディナンス社と専用弾薬開発の協力関係を結び開発を続け、2004年7月にドイツ連邦軍に「MP7A1」として制式採用される事となる。そしてドイツ陸軍ではこの「MP7A1」を特殊部隊から優先的に支給を始め、精鋭のIDZ部隊用の小火器にも指定、G11とは違い「MP7A1」は歩兵用小火器の重要な位置を占める事となった。
だが、"PDW"の名称は一般に浸透せず、兵器の性格も理解され難かった事が災いし、本来なら名称は"PDW"であったこの兵器も"MP"(マシーネンピストーレ=サブマシンガン)の名を冠する事となる。人間で言えば両親に先立たれ、親戚に引き取られながらも成功を収める、何処か浪花節的な生い立ちと言える。
(ABS)強化プラスチックモデル
(HOP)可変ホップアップ機能
セミ/フル セレクティブ・モデル
20mm幅3面レイル標準装備
全 長:381mm/586mm
重 量:2,200g
装弾数:40発
同社から電動コンパクト・マシンガンとしても登場しているこのモデルがこの度ガスブローバック・ガンとして登場した。意外な様だが、このモデルが東京マルイ製としては初の長物のガスブローバック・ガンである。
外観は電動コンパクト・マシンガンとほぼ同じくの高い再限度であり、流石の出来である。そして、今回はストックの長さが4段階に調節可能となったり、重量が2kgを超える重量になったりとよりグレードアップした形となる。気になる点と言えば、やはりロングマガジン仕様の為に正面からスプリングやBB弾が丸見えになる事だろう。雰囲気を失わない為にもショートマガジンがオプションとして発売されて欲しい。
また、今回は直径約16mmの大型ピストンを採用した新型のエンジンが搭載されており、ハンドガン並みの燃費でより強力なキックが味わえる作りとなっている。勿論ボルトストップも掛かり、ブローバックモデルならではの作動も味わえる。
作動に付いては、冬場でもしっかりと作動する安心の出来である。フルオートでの回転速度も電動ガン並みである。但し、40発フルロードからフルオートで全弾撃ち切るには難しいと思われる。更に今回は新開発の"ヒュドン"可変HOPUPのシステムが搭載された。結局はHOP調整ダイヤルが奥まって隠れており、外観や作動時に見えないギミックである。勿論、分解の必要も無い。こうしたギミックが東京マルイらしさであろう。なお、HOPUP自体はこれまで同様のものであり、高い集弾性を確保している。
東京マルイ製としては初の分野ながらも、敢えて寒くなる時期に投入した今回のこのモデル、オールシーズン使用出来る自信の表われだろう。是非君の手でその完成度の高さを確認して欲しい。
標準価格 35,424円(税込) 当店価格 33,652円(税込)
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