「そして彼らは言った:さあ私たちは町と天までとどく塔を建てて、名をなそう。 そして全ての地上に私たちが散らされることがないように。」 [創世記11:4]洪水の日々の後、多くの年が過ぎて、ふたたび人の子は地上に増えた。
全ての人は、主が地上に持たらした洪水を記憶していた。そしておそらく再び洪水があるだろうと恐れていた。
人々は、高い塔を建てることを決定した。
彼らは考えた:私たちは塔に登ろう、そして主のように高くなろう。
こうして、私たちは天にまでも到達することができる。人々はみなで結束した、そして非常に興奮して仕事を始めた。
土をこね、煉瓦を準備し、作業の道具を準備した。それから建築の仕事が始まった。
彼らはとても勤勉に仕事をして、ほとんど休息をとらなかった。
「高い塔が出来た」、彼らは互いに言った、「強くて空高く上がる、地上から天まで。そして人の子たちがそこを登ったり降りたりしている。」
「塔はとても強くて大きい」、彼らは子供たちに言った、「それは天を支えている、そして地上に落ちないように守っているのだ。」彼らは興奮して働いた。
見よ、近く彼らは使命に成功するであろう、そして主のようになるであろう。
毎分に考えて、毎時間に起こる。
その仕事を止めることは禁止である。
時間を節約するために、東側に登り階段を建てた - レンガを運ぶ荷担ぎが障害物無しで塔の頂上に登れるように。西側に下り階段を建てた - レンガを運ぶ荷担にぶつかることなく速く降りることができるように。
全ての作業者は一緒になって、作業に勤勉にそして献身的であるように見えた。
もし一つのレンガが出来ると、塔を高くするために、レンガを運ぶ荷担に応えてすぐに多くの者が走った。
ただ時間を無くさないように、もっと高く、もっと高く建てるために。しかしよく眺めてみると、気付くことができる:人々は建築と塔には心配していたが、彼らの友人には心配していなかった。
もし作業者の一人が多くの疲れあるいは病気から倒れたならば、人が彼を注目することなく、そして彼を助けるために来ることがなかった。
もし誰かが足を折ったなら、仕事への妨害が無いように、ただ彼を脇に動かすだけであった。
全ての欲求は、天まで到達することであった、できるだけ早く。主は、塔の建築について怒った。
しかし、主は彼らの作業の中に勤勉さと協力を見たとき、主は彼らに重い罰を与えることはしないと決心した。
主は決心した:私は彼らの言語を混乱させよう、彼らが聞こえないように、そして人が友人の言語を理解できないように。
主は考えた:彼らは教訓を学ぶであろう、そして彼らが互いを理解できない時、彼らはその塔を建てる仕事を続けることができないであろう。主は彼らの言語を混乱させた。
作業者が「煉瓦の石を下さい」と言ったとき、彼らは土を彼に準備した。
彼が土を要求したとき、彼らは木を彼に渡した。
彼が水を持っくるように呼んだとき、彼らは灰を彼に上げた。
彼がシャベルを持っくるように遣わしたとき、彼は斧を受けた。
理解すること無しで一緒になることはとても困難である、ましてや建設することはもっと困難である。
理解すること無しで働くことは不可能である。
実際に、その塔を建てることを続けることが出来なかった、そして言語の混乱はその作業の中止という結果となった。人の子らは、彼らの使命が成功しなかったことを見た、そして世界中に散って行った。
全ての国々で、違った言語が話された、そして違った習慣が発展していった。