ニムロデはアブラムに命じた:「火を崇拝せよ!」
アブラムは笑った、そして言った:「火に?なぜ私が火を崇拝するのか?水を崇拝するほうがましだ。
見よ、水はより強くて、火を消してしまう。」
ニムロデは命じた:「水を崇拝せよ!」
アブラムは考えた:「水に?なぜ私が水を崇拝するのか?雲を崇拝するほうがましだ。
見よ、雲はより重要だ、そして雲は水の雨を空から降らせる。」
ニクロデは言った:「私もまたそれに同意する」、そして命じた:「雲を崇拝せよ!」
アブラムは笑った:「雲に?なぜ私が雲を崇拝するのか?風を崇拝するほうがましだ。
見よ風は雲を運び散らしてしまう。」
ニクロデは同意した、そして命じた:「風を崇拝せよ!」
アブラムは続けた:「風に?なぜ私が風を崇拝するのか?人間を崇拝するほうがましだ。
見よ人間は風より強い、そしてその前に立つことに成功する。
見よ人間は、雲のように風によって追い払われることは無い。
ニクロデは、アブラムが彼をからかっていることを知った。
王の忍耐が切れて、彼はアブラムを火のかまどに送り込めと命じた。
アブラムが火のかまどにいた時に、空の天使たちが泣いた。
天使たちは主の前で懇願した:「われらの主よ、降りて来て下さい、そしてアブラムを火のかまどから救い出して下さい。お願いしますわれらの主よ、、、」
主は彼らのために考えた:「私がかまどに降りて行き、私がアブラムを救い出そう。
私は天で唯一であり、アブラムは地上で唯一の義人である。
唯一のものが降りてきて、唯一のものを救うことは良いことであろう。
そして主はすぐにアブラムを救った。