MMDの特性
上図の左側は「正面の向き」の姿勢、右側は 180度回転して裏側から見た姿勢です。 左右の足が交差してますよね! この交差をなくすように X軸方向に左右の足を微調整し動かして観察した結果、 左足_IK(0, 0, 0) → 左足_IK(-1.5, 0, 0) 右足_IK(0, 0, 0) → 右足_IK(+1.5, 0, 0) とすると元の「正面の向き」の姿勢と同じになることが分かりました。 さらに左図は「右向きに 90度回転」した姿勢、右図は「左向きに 90度回転」した姿勢です。 左右の足がずれてますよね!実際には、X軸方向かつZ軸方向にもずれてます。 このずれをなくすように X軸方向に左右の足を微調整し動かして観察した結果、 「右向きに 90度回転」した場合は、 左足_IK(0, 0, 0) → 左足_IK(0, 0, -0.75) 右足_IK(0, 0, 0) → 右足_IK(+1.5, 0, +0.75) 「左向きに 90度回転」した場合は、 左足_IK(0, 0, 0) → 左足_IK(-1.5, 0, +0.75) 右足_IK(0, 0, 0) → 右足_IK(0, 0, -0.75) とすると元の「正面の向き」の姿勢と同じになることが分かりました。 より深く調べると
回転補正「ひっくり蛙の法則」
補正値: α= 1.5 β= 0.75 γ=0.38 この補正値が正確かどうかは保証できませんが、まあ大丈夫! 黄色:ダンスで頻繁に出て来る角度。*印:補正を忘れちゃダメ!(強調)。 coffee break
- 頭と両足の位値(x, z)を原点(0, 0)に置いて、180度反転すると位置は原点(0, 0)のまま。 これが単純な考えですが、足幅あるいは靴幅の実装を考えるとそう簡単ではなくなる。 - 普通に考えれば、頭は原点(0, 0)、靴幅の実装を想定して、左足(+0.75, 0)、右足(-0.75, 0)と初期設定しておけば、 ひっくりかえした時に、頭は原点(0, 0)、左足(-0.75, 0)、右足(+0.75, 0)となって対照的、これが分かり易いと思うのだが。 - MMDの創設者は、正面に立ったときに「両足を原点(0, 0)」としたかったのだと思います。 そのために、「左足のX軸」をあらかじめ X=-0.75 ずらし、「右足のX軸」をX=+0.75 ずらしておこうと考えたのではないか。 - 結果、正面では、頭(0, 0)、左足(0, 0)、右足(0, 0)となってシンプル、拍手! その副作用が裏面に、頭(0, 0)、左足(+1.5, 0)、右足(-1.5, 0)となるなど、全体が非対称でややこしくなっている . . . 泣き! - MMDモデルたちの姿を観察すると、足幅や靴幅の大小の差など個性があって、 原点に立ったときの足の格好が若干違った風に見えなくもない。これは「左右足のX軸」が一律に0.75ずれていると認識すれば、なるほどガッテン! |
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