7月の練習曲は、ボサノバ風のリズムに乗って... 軽快に!
ボサノバの基本リズムは、
あるいは、♪タン ター ン タッ タッ ♪ン タッ タッ ン ター ♪ ...
そして、
では、上記の3つの譜面を続けて、パソコンMIDI演奏で確かめてみます。
さて7月の練習曲は、「Valsa Nova♪」です。 この曲は、“ボサノバ風のリズム”なのですが、普通の4拍子ではなくて、ちょっと変わった4分の6拍子のリズムで作られています。
基本リズムは、
上記の6拍子のリズムを、パソコンMIDI演奏で確かめてみます。
この曲の変わっているところは、リズムが6拍子というだけではなく、メロディーが3小節の単位で進行することです。 では、この曲「Valsa Nova♪」の少し長いイントロから紹介しましょう。
このイントロを、パソコンMIDI演奏で聴いてみます。
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まず、バルサ・ノバ♪(Valsa Nova)の曲の構成を確認しておきます。
このように、メインテーマそのものが、6拍子から4拍子、そして4拍子から6拍子へと、変化しながら曲が進んで行きます。複雑ですね!
メインテーマの譜面[A]、[B]は
譜面[A]の部分は、コードが Dm7 あるいは Fm7 で変化していません。一方、譜面[B]の部分では、ジャズの“ツーファイブ進行”が使われています( Fm7−B♭7−E♭、あるいは、Am7−D7−G )。
メインテーマの譜面[C]+[D]は
では、メインテーマの部分( 譜面[A]から[D] )までを、パソコンMIDI演奏で聴いてみます。
MIDI=4kbyte (0'51") Fast♪=160
テキストの楽譜では、上記の Fast♪=160 がお勧めのようです。(私はそんなに速くは演奏できないので、まずは Slow♪=120 程度で練習してますけど...)
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バルサ・ノバ♪(Valsa Nova)のピアノ・アドリブです。
その前に、メインテーマの6拍子の部分、つまり譜面[A]について補足しておきます。
コードが Fm7 の部分、ここは“F-ドリアン・スケール”でフレージングされ
そして、ピアノ・アドリブの譜面[E] についても同様に、“ドリアン・スケール”でアドリブされています。
ピアノ・アドリブの後半です:
では、ピアノ・アドリブの部分( 譜面[E]から[H] )までを、パソコンMIDI演奏で聴いてみます。
MIDI=4kbyte (0'51") Fast♪=160
(テキストの楽譜は Fast♪=160 、練習は Slow♪=120 程度で...)
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バルサ・ノバ♪(Valsa Nova)のピアノ・アドリブは前回で終わっていますが、その最後の2小節の伴奏コードの移動が少し分かりにくい譜面になっているようです。そこでちょっと書き直してみました。
上記のように、左手の4本の指を当て、「赤字」の数字の指だけ鍵盤をたたくようにすれば演奏し易すくなります。
残るはエンディングだけ。
では、バルサ・ノバ♪のイントロからエンディングまで通して、パソコンMIDI演奏で聴いてみます。
MIDI=13kbyte (3'14") Fast♪=160 では次回に |