Diary of Piano Lessons

平成22年7月分

第390回(7月09日) 第391回(7月16日) 第392回(7月23日)


第390回 Piano Lesson(平成22年7月9日)

7月のレッスン曲は、 Three Part Inventions "Sinfonia" No.5♪ を取り上げます。
この曲のオリジナルは、バッハ(J.S.Bach)の3声のインヴェンション"シンフォニア"5番(Three Part Inventions "Sinfonia" No.5)です。

    同じ作曲家バッハの2声のインヴェンション-13番(Two Part Inventions No.13 BWV.785)という曲は、
    本コーナ「ピアノを弾こうよ!」の練習曲81として、2006年9月の練習曲にとりあげています。

    ご参考までに、


譜面[A]はハーモニーがきれいです。譜面[B]がこの曲のテーマのメロディです。




この譜面[B]の最後から次の譜面[C]の頭へつなぎのコードについて、
    普通は、コード E♭ → コード E♭7 → コード A♭ となるところを
    ここでは、コード E♭7 のかわりに裏コード A7 を使ってJazzyにアレンジされています。
    コード E♭ → コード A7 → コード A♭


譜面[C]は、テーマのメロディ譜面[B]に対応したアドリブです。



譜面[C]は、Jazzの基本「Cycle of 5th」というコード進行を使ってアレンジされていることが分かります。
    Eb→Ab→Db→Gb→B→E→A→D→G→C→F→Bb→Eb→

    なお、譜面[C]の第8小節目のコードA7は、コード E7 のかわりに裏コードです。
    (※裏コードとは、上記 Cycle of 5th で対角線にある互いのコードのことです)


次の譜面[D]で、この曲のテーマ・メロディに戻って、そしてエンディングとなります。




では、

Three Part Inventions "Sinfonia" No.5♪

    譜面[A]から譜面[B]、譜面[C]、譜面[D]までを通してパソコンMIDI演奏で聴いてみます。

    MIDI=4kbyte (2'30")




では次回に!


第391回 Piano Lesson(平成22年7月16日)

7月後半のレッスン曲は、同じく バッハ(J.S.Bach)作曲で、
Choral Prelude"Awake, The Voice Is Sounding(目覚めよ、と呼ぶ声あり)" BWV.645 ♪ を取り上げます。

この曲は、最初のリズムとメロディーを聞けば誰でも知っている有名な曲です。


次の譜面[B]です。


この後は、譜面[C] - 譜面[D] とつづくのですが、 譜面[C]は、譜面[A]を少しアレンジしてあり、譜面[D]は、譜面[B]を少しアレンジしてあります。違う部分を緑色の枠で囲ってみました。



それでは、この曲 Choral Prelude"Awake, The Voice Is Sounding の前半部分ですが、
イントロから譜面[A] - 譜面[B] - 譜面[C] - 譜面[D])までをパソコンMIDI演奏で聴いてみます。




では次回に!


第392回 Piano Lesson(平成22年7月23日)

バッハ(J.S.Bach)作曲、Choral Prelude"Awake, The Voice Is Sounding" BWV.645 ♪ の後半です。

譜面[E]は、ピアノソロ・アドリブの部分です。

譜面[E]をパソコンMIDI演奏で聴いてみます。


では、最後の譜面[F]、

譜面[F]をパソコンMIDI演奏で聴いてみます。


では、

Choral Prelude"Awake, The Voice Is Sounding" BWV.645 ♪

    譜面[Intro]から、譜面[A]、譜面[B]、譜面[C]、譜面[D]、譜面[E]、譜面[F]、までを通して
    パソコンMIDI演奏で聴いてみます。

    MIDI=7kbyte (2'35")




では次回に!


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