最近入手した「ジャズ・ピアノ・ソロ・コンセプト」というJazzの教読本ですが、 この本で15人のJazzピアニストのスタイル&テクニックを紹介しています。
2月のテーマ曲として、この本の中から比較的に分かり易い曲「BIFLAT♪」という曲を選んでみました。
ちなみに George Gershwin 作曲 「I Got Rhythm」については、
なお譜面は、こちらにあります!
さて、「BIFLAT♪」ではどんな Rhythmチェンジとなっているでしょうか。 では 紹介しますが、まずは比較するために、メロディーは I Got Rhythm のままとして、 伴奏パートは変化させた新しいコードとして、書き直してみました。
譜面: I Got Rhythm (Rhythmチェンジ)
では 譜面(A) + 譜面(B) + 譜面(C) + 譜面(B) まで32小節をパソコンMIDI演奏で聴いてみます。
譜面(C) での独特な ウォーキング・ベースについて、このテキストの中に、その構成方法が解説されていましたので、ここに紹介しておきます。 8小節の循環コード、例えば (D7 - G7 - C7 - F7) において、
(2) 第二小節の1拍めでは、5th音Aを弾く。 (3) 第一小節の2拍,3拍,4拍めでは、(2) 第二小節の1拍め5th音Aに向けてクロマティックに弾く。 (4) 第二小節の3拍めでは、必ずルート音Dを弾く。 (5) 第二小節の2拍めでは、(4) 第二小節の3拍めルート音Dに向けてクロマティックに弾く。 (6) 第三小節の1拍めでは、必ずルート音Gを弾く。 (7) 第二小節の4拍めでは、(6) 第三小節の1拍めルート音Gに向けてクロマティックに弾く。 以下同様に (なおクロマティックに、というのは半音づつ上昇するという意味)
それでは BIFLAT♪の曲を紹介します。
では 譜面[A] + 譜面[B] まで16小節をパソコンMIDI演奏で聴いてみます。
|
BIFLAT♪曲の紹介をつづけます。
譜面[C]の伴奏は、すでに紹介済みのウォーキング・ベースのパートです。
では 譜面[C] + 譜面[D] まで16小節をパソコンMIDI演奏で聴いてみます。
以上の 譜面[A] + 譜面[B] + 譜面[C] + 譜面[D] までがこの曲の1コーラスです。
では 譜面[E] + 譜面[F] まで16小節をパソコンMIDI演奏で聴いてみます。
ここで、譜面[E]の ウォーキング・ベースを少しだけチェックしておきます。
|
BIFLAT♪ の曲構成を確認しておきます。
譜面[C2]は、譜面[C]を多少アレンジしたものです。
譜面[D2]は、譜面[D]の末尾1小節だけ違っているだけです。
では 譜面[C2] + 譜面[D2] まで16小節をパソコンMIDI演奏で聴いてみます。
では、次回に!
|