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鳥取大学乾燥地研究センター 藤原 裕美
赤木先生感想文



 像もできないくらい長い地球の歴史からみると,人間が自然に手を加え,自然を作り変えてしまった期間というのは本当に短いのですね.そして壊してしまうのは簡単なのに,それを戻すのにはかなりの時間が必要であり,それが不可能なことさえあります.私は去年オーストラリアに行った時,原生林を伐採したために地下水位が急激に上昇した現場を見て,そのことを実感しました.先生のお話を聞きながら,そのことを思い出し,また目の前に広がる砂丘についても同じ事を思いました.そして,自然に手を加えて開発を行うことの怖さを,あらためて感じました.しかし,開発は人間の生活とは切っても切り離せないことである以上,「人為の代償は人為で返す」ことを繰り返していくしかないのだと思います.
 は就職して技術者の一人として鳥取で働くことが決まっていますが,開発を行っていく上で今回得た知識・視点を大切にしていきたいと思っています.ありがとうございました.


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