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三重大学 武藤 由子



 木先生のお話しで、「日本の砂丘は乾燥地ではない。」という言葉が一番心に残っています。少し考えればわかりそうなことなのに、“砂丘=観光地”としか考えてい なかった自分を思い知ったような気がしました。農業を通した砂丘と人間の生活との 関わりの歴史は、戦後から今日までの日本の農業の姿を象徴しているように思いまし た。そして、将来の砂丘と人間との関わり方について考えることは、これからの日本 の農業の在り方に留まらず、地球環境の保護と人間の生活の在り方について考える事 にも繋がる重要な課題なのだと思いました。講義の中で、砂丘形成の仕組や砂丘に生 きる生物についての知識と理解を深めることの重要性についてお伺いし、これからの 地球環境を考えるには、多くの正しい情報が何より必要なのだと感じました。


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