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鳥取大学大学院農学研究科 安田 繁
農業土木学会サマーセミナー感想文



 回のサマーセミナーでは、たくさんの人と知り合い、自分にはない価値観にたくさん触れることができたことがよかったと思います。それに、研究室の仲間などの身近な人物とばかり話していると、新たな発見が少なくなってしまうものです。しかし今回のセミナーでは今まで話したことが無い他大学の人たちの話が聞けてよかったと思います。おかげで自分が気づくことができなかったことを、知ることができたと思います。
 は今回、準備などでたびたび抜けたりしていたので、すべてを見ているわけでは無いですが、みなさん活発に討論が出来ていたのではないかと思いました。ただ自分に関しては、ついつい他の人の意見に聞き入ってしまい、自分の意見を言うチャンスを逃してしまいました。先にも書いたとおり自分の気づき得なかった意見にたくさん出会ってしまったために、自分の意見と比較・検討し、考えているうちに他人に意見を言われてしまうといった悪循環でした。これはひとえに自分の中で考えが確立していなかったことに起因しているのではないかと思います。振り返ってみるといままでこの「農業土木と開発」ということについて考えたことはあまり無かったからです。私たちは今後ともこういった係わり合いを常に心のどこかにおきながら接していかなくてはならないなぁと感じました。
 に、今回のセミナーの進行についてですが、1コマの発表が2時間というのは少々つらかったと感じました。2時間ぶっ通しで行うと、後半に集中力が切れてしまうことがほとんどでした。私が考える理想的な時間配分としては発表1時間、休憩15分、討論45分といったところだと思います。ですので、もう少し余裕を持った時間配分にするとよいと思いました。また、今回の宿舎は門限などもあり、時間の制約が厳しい場所でした。今回のようなセミナーであれば、ゼミが終了した後もオフラインでの討論などもあるだろうし、場合によっては時間を延長しなければならないほどに、熱心な討論をする場合も出てくるでしょう。そのような自体に備えるためにも、時間的に融通が聞く宿舎を選択することも大切だと思います。今回のセミナーではなかなかそういったところを押さえることが出来なかったのが残念です。
 体的な個人の総評としては、実に得るものの多いセミナーであったと思えます。そして新たな価値観と考え方を手に入れることが出来ました。ここでの経験はこれからの私にとってきっと役に立っていくと思います。また、これからは、このようなテーマについても興味を持つようにし、常に自分に問いかけ、考えていきたいと思います。そして自分なりの明確な価値観と考えを持ちたいと思います。今回参加していただいた皆さん、ありがとうございました。


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