まず先生のされている実験の規模の大きさ、そして調査の細かさ・データの多さに驚かされました。先生のお話を聞きながら、改めて自然や動植物の持っている力はすごいなと感じたと同時に、研究が進み実際に昔あったような農村の生物多様性を取り戻していけることへの思いが膨らみました。昔は、人間は無意識のままにあったものをこれからは意識して作っていこうとするということが、――人と自然の新しい関係――ということなのでしょうか。
　先生がおしゃった「開発は自然の攪乱の範囲内ならいいのではないか」については、そうだなとイメージはできましたが、人が増えすぎた今本当に難しいことであろうな、とも感じました。また、前進するには「これから変えていくための意識改革は都市から来る・・都市住民→［仲介人］→農民」とのことで、その［仲介者］の役割を将来私たちができるのかなと考えると、もっと勉強しなければ・・という思いがつよくなりました。