| 名前： | 坂田 賢 |
| 大学＆学年： | 京都大学大学院 修士課程１回生 |
| 研究テーマまたは興味のある研究テーマ： | 大区画水田におけるこれからの水稲栽培の在り方（具体的なことは模索中） |
| 趣味＆特技： | 晴れた日に屋外で何かをすること（スポーツ・散歩・ひなたぼっこ、etc..） |
| 出身： | 大阪府泉南市（関西国際空港の近所） |
| その他： | 基本的に，人と専門的なことだけでなくいろいろなことについて話をするのが好きなので，このセミナーを通じて多くの人と交流を深められることを期待します． |
| テーマについて各自の考えや思うことなど、自由に書いてください： |
私は農業土木で意味する"開発"とは，"作物生産の可能な土地およびそれに付随する施設を増やす"ことであると考えています．昔で言う"開墾"をイメージしていただければよいでしょうか． 現在も全国各地でこの開発が行われ，それに対する反対運動の様子もマスメディアを通して目にします．私自身は開発よりも農業土木のもう一つの役割である"整備"を優先させるべきだと考えています．仮に現在ある圃場およびその関連施設が全て整備されたとして，その時に我々が生きていくために開発が必要であるならば，自然に手を加えることに抵抗を感じることはないでしょう．そしてそのときになれば，生態系がどうこうというよりも"どこまで開発ができるのか．"，つまり"最終的に我々に不利益をもたらさない最大限の開発"ということを念頭に置いて開発が進められると思います． 開発に関して，農業土木の果たせる役割を考えたときにまずなすべきことは，この自然が牙をむかない程度の開発とはどこまでを指すのかを，数値やイラストを使って，開発に携わる人･開発の影響を受けると思われる人全てに理解させることではないでしょうか．私は生態学的なことは全くわからないので，人間を優先した開発例をいくつか示し，他の生き物がどこまで開発を許容できるのかを専門の人と協議しながら開発を進めていくことが理想であると考えています． |