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   Memo - 台風14号における宮崎の水関連情報 覚書 [2005年09月09日作成]
 水文の研究をやっているからには,お膝元宮崎の水にまつわる情報をきちんとメモしておきたい.

 2005年9月の台風14号時の情報.
まったくの個人のホームページで,公の見解とは違います.
出典を示していただけるのであれば,自由にリンク等行ってください.
少しづつ充実させます・・・.

- 気象関係
  • アメダスデータより,独自の解析:
  • 宮崎県内の日降水量分布
    • 9月3日
    • 9月4日
    • 9月5日
    • 9月6日
    • 9月7日
    • アメダス観測点こちら
    • 期間はじめの3日,南部の鰐塚山周辺で雨が降り始めた.本格的に雨が降り始めた4日にはすでに鰐塚山で300mm近い降水量になっていた.また神門でも降雨の集中が見られる.5日には,見立・神門・鰐塚山・えびのが降雨の中心となり,総降雨量は700mmを超えている.
  • 降り始めからの総降水量分布 →右図
    • 総降雨量は,全域で500〜1,000mm近く.なかでも見立:1,200mm,神門:1,300mm,鰐塚山:1,020mm,えびの:1,300mmと,年間降水量の半分以上を記録する地点も出ている.
  • 1時間降水量の最大値
    • 岩手県立大学・牛山助教授のデータを見ると,県内でこれまでに観測された時間雨量を超えるような激しい雨は観測されていないのがわかる.アメダスデータを見ても特筆するような強い短時間降雨はあまりみられない.
  • 24時間降水量の最大値  
    • 岩手県立大学・牛山助教授のデータを見ると,県内で,既往最大24時間降水量を更新したのは,15箇所にのぼる.
    • なかでも大淀川流域上流部にある,国富・鰐塚山・都城はともに6日9〜12時の間に気追の記録を更新する500mm強の降水量を記録している.
  • 個人的見解:
    • 降雨が長時間続いたことによって,流域の保水量はほぼ失われ,降った降水のほとんどがそのまま河川へと流入する状態になっていたと考えられる. 
      • 試算: 合理式によりピーク流量
        • 大淀川流域面積:2230 km2
        •  

- 被害関係
- インターネット情報源
- 関連書籍


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