宮崎にいるので,宮崎の気候・気象・水文特性についての基本的な覚書を作っておきたい. 少しづつ充実させます・・・. - 気候の特徴 関口(1959)の気候区分では,九州地方に属す. 吉野(1981)の気候による地域区分では,南九州と四国の太平洋岸 地域U区分に属する 地域Uは,黒潮の影響をうける九州南部から四国,紀伊半島,伊豆半島,房総半島の南部の地域に当たる.この地域は,冬にも晴天が続く日本の「サンベルト」である. 気温の年較差が小さく,夏は高温になっても,冬は気温があまり下がらず温和な気候である. 冬の降水量は少ない. 日射エネルギーが多く,体感温度は気温より高い 平地ではとくに,春と秋が極端に短く,夏と冬が長く感じる. 冬の小乾季(11月中旬〜2月下旬)と夏の小乾季(7月中旬〜8月中旬)がある. 集水域の狭い県南地方で,水不足による田植えの遅れや田植え不能の水田が発生する. - 気温 年平均気温 17.3℃(1970年〜2000年:平年値) 流 - 降水量 宮崎気象台の年降水量 2457.0mm(1970年〜2000年:平年値) 初夏の梅雨前線帯と盛夏から秋にかけて訪れる熱帯性気圧−台風の影響を強くうける. 主に太平洋を向いた斜面を形成しているため,豪雨に見舞われる頻度が比較的高い. 年降水量は,海岸平野部で2400mm程度,山岳部で3200mm程度.とくに県西部の霧島連山域では4500mmを超えることもある. 宮崎県平均の降水量は2700mmと国内有数の多雨県. - インターネット情報源 中九州の地形と気候 by 九州アウトドアホームページ検索ページ 宮崎農業気象WebService 宮崎地方気象台 - 関連書籍 署名をクリックするとAmazon.comにて参考書を購入できます. 宮崎の四季と気象 地域環境科学へのいざない by 内嶋・竹前・岩倉・平木 日本の気象・気候学的特徴を紹介しつつ,宮崎の気象・気候学的特徴にスポットをあてた本.宮崎にいるからには,一読しておくべき本ですね. 日本の気候 第T巻 [前画面に戻る]
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