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   対策シナリオの総合評価メモと情報源 [2003年6月]

●地球規模水循環変動研究イニシャティブ
  対策シナリオ・技術開発の総合的評価

 地球温暖化等による水循環変動に対する対策シナリオ,とくに農業生産に関わる対策シナリオを模索していきます.

- 温暖化と農業

  • もし年平均気温が2〜3℃上昇しても,計画的な適応を行えば,中緯度の農作物は増収する.
  • 熱帯地域では高温障害が発生したり,水不足が発生するなど,気温のわずかな上昇でも生産量は減少する.
  • 異常現象・食糧需給の増加に伴い,国際市場で穀物や食料価格が上昇するため,アフリカ地域やアジア地域では食料安全保障が悪化する.
  • CO2の肥沃化効果など穀物生産に有利な場合もある.
  • 日本の米は,約200万haの水田で約1000万トン生産されているが,温暖化によって高緯度地域では生産量が増加し,低緯度地域では生育障害による減収が予測されている.
  • 二酸化炭素濃度が倍増すると稲が実るまでの日数が約5%短縮する.
  • 北日本ではいずれの品種でも収量が10〜25%増加し,東海地方より西では品種により反応が異なる.

- 農作物のポテンシャル生産力の模索

- 関連memo

- 関連先等



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