目的
農業地域における地域資源特性に関して,これまで比較的単純な系において研究が進められてきたが,流域レベルや営農形態・農地水利系施設整備の影響を考慮
した水・物質移動については十分な検討がなされていない.そこで,本研究では,畑地や水田が卓越する,ため池や湖沼を有する,あるいは農地水利系の整備や
混住化が進行しているといったおおきな特徴を持つ流域を対象に,農地・水路系における水・物質循環プロセスを明らかにする.
対象地域
希望ヶ丘森林公園を集水域とする日野川(淀川水系・滋賀県)支流の家棟川を調査地に選定し,上流森林流域と下流の水田地域との結合点である辻池と山上ダムに水収支観測装置,SS輸送測定装置,気象観測装置を設置する.
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