8月28日の行程

利根川&浦田
 
7:30 朝食
 早朝に中国に来て初めての雨が降る。朝食はテーブルを囲んでモンゴル風粥を賞味。久々におなかにやさしい食事であった。

8:10 烏梁素海へ出発 
 区画整理された畑、塩害で白くなった大地、大きな礫まじりの乾いた大地に羊や牛の群れをバスの窓越しから見ること3時間、前方に突然みどりの樹木が広がった。

11:30 烏梁素海に到着 
 烏梁素海は灌漑排水の集結場でもあり渡り鳥やアシ・ヨシなどの植物の生息地でもあった。目の前に広がる湖に気分がリフレッシュ。

11:45 ボートで中島へ(片道20分) 
YAMAHAのボートに乗る。船着場、中間地、中島で水質調査を行ったところそれぞれ pH8.6 3.5μS/cm, pH7.8 3.1μS/cm, pH7.8 2.3μS/cm.富栄養化、塩類化が進んでいるようだ。気持ち、水が硫黄臭い。
 背丈ほどあるアシのトンネルを抜けると果てしない湿原が現れた。ちょっとしたジャングル探検気分だった。
 中島では多量の蚊がお出迎え・・・

13:30 昼食 
 昼食では烏梁素海でとれた魚の料理が出た。資料によると、この湖の水質は、年々悪化しており、硫酸化合物、塩酸化合物、重金属、さらには最近、和歌山カレー事件に含まれていた青酸化合物までもが検出されている。研修メンバーの体の具合が気になったが、大丈夫だったようだ。
 淡水魚なのか海水魚なのかも疑問に思うところだ。

15:00 フホホト市へ 
 陰山山脈の中腹に羊の群が・・・
 舗装道路にバスと羊が一緒に通ることができるのは中国ならでは?地平線の果てでカミナリが光る。しかし、こちらは晴れ。改めて中国の広さを感じる。
 途中、バスの燃料を補給するためにガソリンスタンドに寄った。利根川を含め数名がトイレに行き、用を足した。トイレは隣の人との仕切りがなく、コンクリートの穴の下には汚物がそのまま山のように積もっていた・・・。
 日本の清潔なトイレに慣れている私達にとっては、とても長時間、その場にいることができないほどであった。
 全員でアイスとスイカをおいしく食べた。しかし、アイスの袋を良く目を凝らしてみると、なんと、2年前のアトランタオリンピックのマークが・・ということは、製造されて2年近くの歳月が経過していると言えるのではないか。日本ではオリンピック関連の食料品やグッツは、オリンピックが終わるとピタリと店から姿を消すのに、中国では問題なければ売ってしまうのである。こんなところからも日本と中国の考え方や文化の違いを見ることができた。

20:00 フホホト市に到着 
 泊まり慣れた新城賓館へ。このホテルは、この辺りで最も高級なところ。

20:10 夕食 
 疲れが溜まっているのか、羊料理に飽きたのか、食欲のない人が多かった。もう日本食が恋しくなった。

21:30 反省会 
   *観光的な1日だった
   *ひつじの群れがすごかった
   *塩類による水質汚染がかなり進行していた
   *黄河より土地が低いのでポンプで排水し再び黄河に戻るのだが、
    見ることができなくて残念だった。
   *土塀造りの温室ハウスは冬の季節風に耐えれるように西向き

22:10 解散


 人間だけでなく動植物にも重要な水資源を持続させるためには、今の管理状況ではいけないと思った。世界的に食糧危機になったとき、注目されるのは中国だと思う。
 排水ポンプシステムを見学できなくて残念だったけど、久々に、水を見ることができて心が和んだ。水が精神に与える力のおおきさを、初めて知った。


 
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