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初めての乾燥地での生活。日中の日射しは空気中に水分が無いため肌がひりひりするほど強く、なのに夜は8月末にも関わらず冷え込む。日本のようにどこにでも水道があるわけでなく、トイレも想像以上のものと対面した。気候や食文化、生活文化の違う中国では不便なことが多かったが機会があれば是非とも行きたいと思った。 農牧学院生との交流会では、夕食やダンスを通して彼らの陽気さ、人の良さ、将来に向けての強い希望など深く知る事ができて、お互いの気持ちが通じ合ったようでとても幸せな時を過ごした。それにしても彼らの語学力のすばらしさには驚いた。特に王さんの英語は発音も去る事ながら自己表現、会話すべてが完璧で、焦りを感じた私であった。 コンクリート舗装されていない用水路に沿ってバスに揺れ河套灌区へ移動。西へ行くほど景色は半乾燥地から乾燥地へと移り、農作物も水稲、ひまわりからメロン、スイカへと換わっていった。沙漠でのメロン栽培は、裸地に葉もつけずに転がっていて日ざらしになっている状態だった。日本のように手間を掛け高価な果物的存在ではなく、のどを潤す生活必需品的なもののようだった。白さんに日本では1個、1万5千円のメロンがあると言ったら信じられないという様子であった。 烏梁素海は植物の生育、渡り鳥の休息地と言われているだけあって見た目はとてもきれいな湖だった。しかし水質は塩類化が進み、ポンプでその水をくみ上げ再び黄河に流すシステムなので防ぐことが難しい状態だった。用水路をコンクリート舗装すれば、いく分塩害を防げるわけだが経費を考えると持ち越し話になってしまうのが現状のようだ。 コンクリート水路によって地下水位が下がり石礫水路に工事し直すところもあるのに、皮肉なものだなあと思った。 動植物、大地、人間にとって水はどれほど大切なもので、水資源をいかに永続に使用し保全していかなくてはならないものか、よく分かった。また、水が与える精神的安らぎも感じた。 旅行を終え、自分の希望が見えてきたような気がした。今回中国で経験したことは、これからの人生にもつなげ発展させたいと強く思う。 最後に、このような貴重な経験を一緒にして下さって無事旅行が終えることができたことに、佐藤先生を始め、中村先生、陳さん、冀さん、大学院生の皆さん、学部生の皆さん、農牧学院の皆さんに感謝いたします。 |
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