りんんごの甘みについて
太陽の光をたっぷり りんごの袋かけは、病害虫や見による枝ずれを防いだり、果実の着色をよくするために行われます.しかし袋かけには多くの労力がかかる上、果実の糖分も低下してしまいます。そこで、袋かけをしない栽培をする農家が増えてきています。袋かけをしないと着色が遅れたりなど、見た目は少々劣りますが、太陽の光をたっぶり溶びて育つので糖度が高く食味もよくなります。
リんごの甘味の正体は? りんごの甘味は、りんごの葉の炭酸同化作用によつてつくられます。葉は太陽の光によって、水と炭酸ガスから糖分をつくります。この葉の糖分が果実にたまって、甘味が生まれるのです。つまり、葉の多く茂ったりんごほど甘味が増すというわけです。
冷やしておいしく りんごの甘さのもとになっている果塘にはα型とβ型があります。果糖は冷やすとα型からβ型に変化しますが、このβ型はα型の3倍もの甘さがあります。ですから冷やして食べた方がりんごの甘みが強く感じられるの です。しかし、あまり冷たくすると舌の感覚が鈍くなり、昧の感覚がわからなくなってしまいます。一般的には10℃前後くらいがおいしいようです。