Serial No.1 Gallery TOP  Club Michille TOP

制作・文 MAO 

 "また、サイレンサーが付きましたらレポートするとしまして、とりあえず、この顛末記を終わります。"
 という形で終わった前回の顛末記ですが、あっさりサイレンサーが付いてしまいましたので、顛末記の補完版(笑)を書かせていただきました。

 顛末記後知ったことだったのですが、ガスガン、エアガンの世界では、最近バレルに取り付けるアタッチメントの規格が14mmのピッチ1mmというのが多いそうで・・・。カスタムするなら少しはガスガン、エアガンも知ってないとダメだということを痛感させられました。

 とすると、後はバレルにネジを切るだけですね。でも、顛末記でも書きましたが、14mmの太さのネジっていうのはピッチが2mmなのでいわゆる規格外なのです。ダメもとで会社で取引のある切削加工業者に電話をしました。この業者さんは前回ハンドガードを止める金具を作ってくれたところです。

 「株式会社○×のMAO(とはホントは言わないですよ)ですけど・・・。
   M14のピッチ1.0(業界ではこう言います)のダイス
   (ネジを切る工具のこと)なんてあります?」

 業者さん(以下業)「あ、ちょっと待って下さいね。
           あ、1個だけ前に作った在庫がありますよ。」

 「いくらでしょうか?」

 「えっと、\4,200です。」

 「(高価い・・・でも)下さい。
   で、これも私個人で使うので私に請求書お願いします。」


Click!
Original size

 まぁ、最初から聞けばよかったんですね。ということで、つける方法が見つかったので、サイレンサーを購入したわけですが、さしもにこればっかりは実物を見て選ばないとイメージ通りのものが手に入らないであろうということで、名古屋市内の某ショップに行って選んできました。(浮気してゴメンナサイ>店長様)


Click! Original size
 ネジを切る作業というのは、とにかくバレルに対してどこまで直角に工具を当てられるかというのが命なのです。言うだけならとっても簡単なんですけど、やってみるとやはりかなり苦労しました。

 実を言うと1度目は失敗して斜めになってしまったので、バレルを1センチくらいカットしてやり直しています。2度目失敗したら、パイプ屋さんでガス管(ガス管の規格で8Aというのが太さが13.8mmで丁度具合がいいのです)を買ってバレルごと交換する手段に切り替えようと思いました。 マルシンさんの16はフロントサイトの前でバレルが分割できるのでこういう技が使えて、なおかつ違法改造にならないのですが、なんとかうまくいきました。今回は斜め前からの写真もありますのでより雰囲気がつかんでいただけると思います。

 ここでやめておけばいいのに、「サイレンサーまで付いたら後は鞄よね」と思ったのが私の更なる不幸の始まりです。

 以前、たまに行く雑貨屋さんで革のトランクを売っていたのでそこで鞄を買いました。で、その足でDIYのお店に行って、ナイロンのベルトと、それ用のバックルをいくつか購入して、一応それらしく仕上げました。16はアッパーレシーバー側が650mm近くあるので、幅がそれだけある鞄だと、当然上下も大きく、かなり隙間がありますがとりあえずという感じですね。サイレンサーも納められるようになっています。ついに行くところまで行ってしまいました。

 今後の目標としては、何とかハンドガードの形を理解してプロップにより近いものにするということですが、またその時はお披露目をさせていただきたいと思いつつ顛末記を終わります。

 

Gallery TOP  Club Michille TOP