INNSBRUCK
インスブルック
<概要>

 町の真ん中を概ね東西に流れるイン川の両岸に端正な街並みが続きます。イン川の北側には2600m級の山脈が東西に長く連なります。イン川の南側も3000m以上の山脈へとつながるチロル(TIROL)地方。インスブルックはこの南北の山脈に挟まれた谷間にあります。
 インスブルックはハプスブルク家の皇帝マキシミリアン一世の時代に帝国の拠点となった町です。アルプスを比較的容易に越えられるブレンナー峠に近く、急流のイン川に掛けられた橋を中心に発展した町だそうです。ちなみに、インスブルックとは”イン川の橋”と言う意味です。

<見所>

 2005年5月、午後4時頃には町の繁華街を目指して散歩に出ましたが、全般に人影が少ない町との印象でした。繁華街にたどり着いても人はまばら。最大の観光目名所である”黄金の小屋根(Goldens Dachl)”、”ヘルブリングハウス(Helblinghaus)”と”市の塔(Stattrum)のある一角まで行くと多くのカフェがあり、そこだけ観光客がどっと集まっている感じでした。でも、何となく煤けた建物に囲まれて、ちょっと薄暗い感じの場所でした。黄金の小屋根は1494年にマキシミリアン皇帝が広場でのイベントを自分が見るために飾らせたものだそうです。ベランダの屋根板に金箔を張った見事な装飾ですが、見ようによっては”中華”な感じもします。ヘルブリングハウスは1560年の貴族の館。シンプルな建物が多い中で異様に凝った装飾の建物が角に建っているのですぐそれと分かります。市の塔も普通の近代的な建物の中に埋め込まれた感じで残っています。1360年に建てられた高さ56mの火の見櫓だそうです。

 そこから王宮(Hofburg)へと向かいますが、再び人影は少なくなります。白亜のロココ調のこの建物は1460年のものですが、その後改築されたものだそうです。中は見学せずにその隣りの大聖堂(Dom St. Jakob)に出ます。北側の背後には冠雪したアルプスの山並みが見えます。

 イン川に出るとその北側の河岸はサイクリングロードみたいになっていて、若者がローラーブレードで疾走して行きます。楽しんでいるというよりは、単に移動手段として利用しているようで、さり気なくシャーッと通り過ぎて行きます。傾斜が急なのか、川の流れは異様に速く怖いほど。どんな泳ぎの達者な人でも流されてしまうでしょう。

<ホテル>

 イン川沿いにあるホテルです。取り立てて特徴のないごく普通のホテルでしたが、ホテルの地下に駐車場があって、駐車場から直接上に上がってチェックインできたので便利でした。

Hotel Innsbruck (★★★)
Innrain 3,Innsbruck,6010,AUSTRIA
http://www.hotelinnsbruck.com
Tel : +43-512-59868/ Fax : +43-512-572280
\11,100/night(incl. BF)

<その他>

 イン橋の近くでふと見つけたレストランです。ちょっとカジュアルな店構えだったので軽い気持ちで中に入り、二階に案内されたのですが、二階は一階とは違って上品な感じのお店でした。お客が少なかったので三方を出窓に囲まれた素敵な席に案内してくれました。案内してくれたのは優しく上品な年輩の女性でした。地元の名物料理を尋ねると”ゆで牛”と教えてくれたのでそれを頼んでみました。薄いコンソメ風のスープで煮込んだ牛肉。薄味のダシで煮込んだような牛肉は日本人の口に実に良く合う絶品。煮込んでなお堅めで歯ごたえのある肉質も私達の好みでしたが、値段はちょっと高めでした。

Restaurant Ottoburg (Familie Dengg)
Herzog-Friedrich-Srasse 1, INNSBRUCK
Tel : +43-(0)512-584338/ Fax : +43-(0)512-565685
http://www.ottoburg.at


イン川沿いにたたずむ街並み<innsbruck-m07>


町の北側にそびえる山脈<innsbruck-m05>


イン川の岸にはローラーブレードで滑走する若者が多い<innsbruck-m06>


茶色いのがHOTEL INNSBRUCK<innsbruck-m10>

黄金の小屋根<innsbruck-m01>

黄金の小屋根<innsbruck-m03>

イン川の北側にあったレストラン<innsbruck-m09>


市の塔<innsbruck-m02>


ヘルブリングハウス<innsbruck-m04>