LISBON
リスボン
2003.9.27-29、2003.10.5-6、2010.5.6-8、2015.11.27-29

<概要>

 いわずと知れたポルトガルの首都。小さな空港が市内にあり、ダウンタウンまでは車でまで15分程度です。

 人口300万人というとヨーロッパでは大都市ですが、町の全体的な雰囲気は地方都市って感じで、親しみやすく、好感の持てる町です。小さな市電やら、ケーブルカーやら、いわばスローライフ系の人に優しいアイテムが多いのもこの町の特徴かも知れません。

<見所>

 ポンバル侯爵広場(PRACA MARQUES DE POMBAL VII)付近はオフィス街でホテルやブティックは幾つかありますが、レストランは多くありません。ここからリベルダーデ通り(AVENIDA DA LIBERDADE)を下って約10分ほどでレスタウラドーレス広場(PRACA DES RESTAURADORES)に出ます。この辺りは観光客相手のシーフード・レストラン。

 レスタウラドーレス広場を過ぎて、入口のやけに立派なロッシオ駅(ESTACAO DO ROSSIO)を通り過ぎるとロッシオ(ドン・ペドロ4世)広場(PARCA DPM PEDRO IV)に出ます。さらにその東側にはフィゲイラ広場(PARCA DA FIGUEIRA)があります。この広場には交通パス(路面電車・バス・地下鉄の一日券)を売る窓口があります。

 バイシャ地区(BAIXA)は色々な店舗が軒を連ねる最も賑やかな繁華街のようです。ブランド店が並ぶ立派なアウグスタ通り(RUA AUGUSTA)を南に向かうとテージョ河(RIO TEJO)岸のコメルシオ広場(PARCA DO COMERCIO)に出ます。日曜日で閉店だったせいか、バイシャ地区には人が少なく、”シガー?”と声をかけてくる麻薬の売人が多かった。こういう輩は無視するのが一番です。平日に行くとRua Augustaの隣りのRua dos Correeirosはポルトガル伝統の金細工の小さな店が沢山あることが分かった。あちらこちら物色しながらはちょっとお買い物。今日もRua Augustaは賑やか。観光客だらけです。

 バイシャ地区のサンタ・ジュスタのエレベーター(ELEVADOR DE SANTA JUSTA)付近にも高級ブランド店の並ぶカルモ通り(RUA DO CARMO)があるのですが、訪問した時は日曜日かつ昼休みなのでどこも閉店かつ人影も少なくて、なんかちょっと暗い感じでした。平日に訪問するとショッピングモールArmazens do Chiadoが開店していたので早速中に入ってみました。中に入って上階に登ったのですが、Bairro Altoへと登る坂につながっていました。Rua Garrettに出るとすごい数の観光客です。ちょっと古くて由緒ある高級感と、煤けた疲れた疲弊感が漂う妙な雰囲気ですが、活気には満ちあふれている。Rua da Misericordiaは骨董品のお店が沢山あって面白い。古めかしい古書や古地図を売っているお店に入って見ましたが、中は3階建てでかなり良い品物が置いてあるようでした。グロリア線のケーブルカーは随分と落書きされていて、いただけない雰囲気です。さらに先に行くとRua da Misericordia はRua de S. Pedro de Alcantaraと変わり、Miarouro de Sao Pedro de Alcantara(サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台)があります。ここからBaixaの眺めが素敵です。

 Rua de S. Pedro de Alcantara は更に進むとRua Dom Pedro Vと変わります。っこからBairro Alto地区のRua da Rosaに入ってみますが、ここは昔ながらの通りでFadoレストランなどもある通りです。最近はアート関係の店舗が増えているようですが、一歩裏手に入ると今までポルトガルで見なかったほど汚く荒れた印象です。夜は近づきたくないですね。再びRua Dom Pedro Vに戻ってアズレージョ中心の骨董品やSolarに入って見ました。古くは16世紀のアズレージョもあり、興味深かったのですが、今回はパスしました。

 ギャレット通り(RUA GARRETT)を登りバイロ・アルト地区の中心、シアード広場(LARGO DO CHIADO)からカモンエス広場(PRACA DE LUIS DE CAMOES)へと出ます。ピカのケーブルカー(ELEVADOR DA PICA)、シアード(CHIADO)付近に戻ってサン・ロケ教会(IGREJA DE SAO ROQUE)へと抜け、この裏にあるグロリアのケーブルカー(ELEVADOR DA GLORIA)でレスタウラードーレス広場まで下ります。

 バイシャ地区からアルファマ地区へは若干の登り坂ですが、徒歩10分程度で最初の見所、セ大聖堂(SE PATRIARCAL)にたどり着きます。1147年にキリスト教がイスラムをリスボンから排除した後に最初に建てたたキリスト教寺院だそうです。
 さらに坂を上って行くとサンタ・ルジア展望台(MIRADOURO DE SANTA LUZIA)に出ます。サンタ・ルジア教会の裏庭の延長みたいな場所で、大きなアズレージョがある小さな公園からテージョ河方面が見渡せますが、それほど眺めがよいわけではありません。むしろ、教会の向こう側にあるポルタス・ド・ソル広場(LARGO DAS PORTAS DO SOL)からのアルファマ地区の全景が美しい。
 ここからサン・ヴィンセンテ・デ・フォーラ教会(IGREJA DE SAO VINCENTA)に向かうべく地図を広げていると、おじさんが声をかけてくる。”どこに行きたいんだ?”ってなこと言ってるらしい。仏語や伊語と同じラテン語系なので、所々の単語が想像できる。あーだ、こーだとやりとりしたあげく、結局、教会への2種類の行き方を教わりました。ポルトガルって、こういう親切な人達がホント多いんです。徒歩10分程度でサン・ヴィンセンテ・デ・フォーラ教会の前に出ました。1627年と比較的新しく巨大な建物ですが、内部はあまり印象に残っていません。イタリアなんかに比べて建材の石に艶が無くて素朴な感じの内装が多いなってのが、ポルトガルの宗教建築全体への一般的な印象的でした。

 戻りは路面電車28番線を利用しました。途中、ポルタス・ド・ソル広場で下車してサン・ジョルジョ城(CASTELO DE SAO JORGE)に登ります。紀元前のローマ時代に築かれた高台の城塞は、以来、ゴート族、ムーア人などとの戦いの中でいつも重要な軍事拠点だったようです。確かに、ここからはリスボンの街並み、テージョ河が一望の下です。

 テージョ川の手前にCristo Reiという高さ110mにキリスト像があります。リオ・デ・ジャネイロを模して1959年に完成したものらしいが、何ゆえに元植民地のマネをする必要があるのだろうか。渋滞しているPonte 25 de Abril(4月25日橋)を渡ってまっすぐBelem(ベレン)へと向かいます。

 Praca do Comercioに出て海岸線の道を北西へと歩き、途中からAlfamaの麓を通るRua da Alfandegaを通ってMuseu do Fado を訪ねて見た。ここにはFadoを教える教育も行っているようだ。

 今度はAlfamaの狭い道を通り、小さな教会Junta de Freguesia de Sao Miguel の横を通ってIgreja de Santa Luziaの横にある展望台(Miradouro das Portas do Sol)に出ました。

 地図を見るとPadrao dos Descobrimentos(発見のモニュメント)やMosteiro dos Jeronimos(ジェロニモス修道院)[世界遺産]、Torre de Belem(ベレンの塔)[世界遺産]の辺りには駐車場がないので、ちょっと離れた場所に車を停め、歩いて目的地に近づこうとするともっと近くにも駐車場があることが分かり、戻って車を移動してはまた新たな駐車場があることに気付いてまた近寄って。3回くらいなんなことを繰り返しました。最初に見たPadrao dos Descobrimentos(発見のモニュメント)は1960年にエンリケ航海王子の500回忌の記念モニュメント。高さ52m。先頭に立っているのがエンリケ航海王子。回りはヨットハーバー。大きな道路が海岸線に沿って、ちょっと殺伐感有り。そこから数百メートルにあるTorre de Belem(ベレンの塔)は16世紀初に船の出入りを監視する要塞として建設されたらしいが、レースをあしらったような装飾が美しい。

 Centro Cultural de Belem(ベレン文化センター)に寄ってモダンアートを見た。ポルトガル人ってシンプルで可愛らしいカラフルなモダンアートが好きみたい。Kittyちゃんがうけているのも分かる気がする。

 定番のMosteiro dos Jeronimos(ジェロニモス修道院)に寄ってみる。これといって特別な印象はなかったが、16世紀の建物で中にはVasco da Gamaのお墓があった。

<レストラン>

注) ポルトガルでは、ウェイターは注文の品以外に、パン、バターとチーズの皿、オリーブの漬物の皿、生ハムの皿などをテーブルの上にさりげなく置いて行きます。これは一見騙しのようにも感じますが、ポルトガルの習慣のようです。要らないものは遠慮せずに”要らない”言いましょう。

Joao do Grao
Rua dos Correeiros, 220/8 Lisbon
Tel : +351-21-342-4757
バイシャ地区にあるレストラン。ガイドブックには”地元客で一杯になる”と紹介されていた。(2003年)

O Faia
Rua da Barroca, 54-56, 1200 Lisboa
Tel : +351-21-342-6742 
有名なファド・レストランです。料理も上品です。ファドの第一弾は21時30分からスタート。とっても素敵なのですが、23時過ぎから始まる第二弾を聞いたら・・・。同じ歌手なのですが、立ち姿、声、迫力、情感が先ほどとはまるで違うのでした。(2003年)

O Cardo
Av. Fontes Pereira de Melo 3-C Lisbon
Tel : +351-213-538-294
ポンバル侯爵広場の北側。各国の国旗とお札が飾られており、”いかにも観光客相手”って感じはしたが、味、サービス、価格はまあまあ。そのあか抜けない感じが逆に良かった。(2003年)

Casa do Alentejana
Rua das Portas de Santo Antao 58, Lisboa
Tel : 213-405-140
PRACA DES RESTAURADORES(レスタウラドーレス広場)の裏手の観光客相手のレストラン街にありながら、俗っぽくない雰囲気のアレンジェージョ地方政府の出張所みたいな建物です。。古そうな建物の内部はアラブっぽい装飾で一杯。この中にレストランがあり、庶民的な感じと高級そうな感じのレストランがあり、我々は庶民的な方を選びました。料理の味はしっかりしており、ウェイターは無愛想でもテキパキとプロフェッショナルな仕事をこなしています。Vinho Branco Alentejana、オリーヴ、パン、Bacalhau Grelhadoの茹で揚げポテトとキノコ添え、Carne de Porco a Alentejanaの揚げポテト添え、Caf?2杯を注文しました。33.7ユーロ。チップ1.3ユーロ。(2010年、2015年11月)

Cascais Remo
da -15 1200-004, Praca Alegria 13, Lisboa

 夕食はCascais Remo。Avenida da Liverdadeからちょっと裏手に入った通りにある小さなレストランというか、いわゆる食堂ですが、とても地元っぽくて良かった。Cozido a Portugesaがメニューにあったけど、ランチでなくなったと。残念でした。客層は労働者風からカップル、年輩者、観光客と様々でした。オリーヴ、パン、Vinho Tinto 1/2カラフ2瓶、Bakalhau Cozidoの茹でポテトと茹で豆添え、Bife de Vacaの目玉焼きのせ、ポテトフライと米添え。20.6ユーロ。チップ0.4ユーロ(2010年5月)。2015年11月にも訪問。

<ホテル>

Hotel Diplomaco (★★★★)
Rua Castilho, 74 Lisbon 1250
Tel : +351-21-386-9020/ Fax : 21-386-215597
EURO80 (BF&TAX incl.) by HotelBook.com
ポンバル侯爵広場に近いホテル。Hertzレンタカーが隣りなのと、壇一雄の本に出てきたのでここに決めた。フロントの男性は物静かで一見素っ気ない感じではありましたが、実はとても親切。部屋は古いが次の間付きで広くて清潔。2003年宿泊

Sofitel Lisbon Liberdade ★★★★
Avenida da Liberdade, 127, Lisboa (Lisboa), 1269-038
Tel : +351213228300 / h1319-sl@accor.com
EURO 315/ 2 nights (incl.TAX)  2010年宿泊
スタッフは良く教育されており、非常に丁寧なサービスが印象的です。部屋もモダンで、まるで中国の高級ホテルみたい。2010年宿泊。

Bessa Hotel Liberdade
Avenida da Liberdade 29-41, Lisboa, 1250-139,ortugal
(+351) 213 210 500
Euro296.00/ 2 nights (incl.TAX/BF)

 Avenida da Liberdadeに面している比較的最近出来たモダンな内装のホテルは清潔だし、スタッフも頑張っている感じですが、調度品の質は高くないようで10年後には安っぽくなってしまうだろうなって感じです。ホテル前は駐車禁止なのでチェックインしたらすぐに車を移動。または顧客サービスで1時間無料の駐車場に停められるらしい。2015年11月宿泊。

<その他>

 観光にはリスボン・カード(交通、美術館のパス)が便利なようですが、日曜日は美術館、博物館は入場無料なので、交通パスだけで充分です。TPOに合わせて色々なパスがありますのでツーリストオフィスで来てみましょう。

 地下鉄レスタウラドーレス駅から一日フリーの交通パスを使って地下鉄に乗ろうとしたのですが、自動改札にパスは通らないし、どうやって乗って良いのか分からなくて困っていたら、またまたおじさんが声をかけてきた。ちょっと顔つきは怪しそう。英語が話せるらしいので事情を伝えたが、彼もどうして良いか分からない。たまたま空いている改札口があったので、”そこから入れば良い!”と。我々が無人で開放状態のゲートを通過すると彼も切符も買わずについてくる。”あんた達、どっから来た?”、”どこに泊まってる?”。何かちょっと怪しいので”中国から来た!宿はない。”と答えたら何となく興味なさそうな感じになり、ホームに降り着いたら彼は先の方へとさっさと歩き出し、ホームの先から階段を登って外へ出ていってしまった。金持ち日本人だろうと何か企んでいたのではなかろうか。

 食事中に花売りがテーブルに来るのは慣れているけど、物乞いまでがやって来るのには驚きました。通りの反対側のレストランでは、ウェイターが物乞いの少女をひっぱたいて追い払ったりなんかしてました。バイシャ地区は物乞いが多いようですね。


レスタウラドーレス広場<lisbon-l01>


レスタウラドーレス広場東の<シーフード・レストラン街lisbon-l02>


フッフッフッ....何でしょね?<lisbon-l03>


ポンバル侯爵広場<lisbon-l04>


ロッシオ駅の入口<lisbon-l13>


ロッシオ広場の噴水<lisbon-l05>
ロッシオ広場<lisbon-l06>


テージョ河岸のコルメシオ広場<lisbon-l07>


路面電車28番線はいつも観光客で一杯<lisbon-l16>


アルファマ地区<lisbon-l14>


城壁から望むバイシャ地区<lisbon-l15>


アルファマ地区のセ大聖堂<lisbon-l08>


アルファマを走る路面電車28番線<lisbon-l09>


路面電車の中<lisbon-l10>


サンタ・ジュスタのエレベータ<lisbon-l11>


ケーブルカー・グロリア線<lisbon-l12>


リオデジャネイロにまねて作ったCristo Rei(1959)。高さ110m。

Ponte 25 de Abril(4月25日橋)。いよいよLisboaに入ります

こんな橋を越えてきました

Padrao dos Descobrimentos(発見のモニュメント)。1960年のものなので綺麗です。

左の先頭にいるのがエンリケ航海王子。

これがMosteiro dos Jeronimos(ジェロニモス修道院)


Torre de Belem(ベレンの塔)


ベレン文化センター


Mosteiro dos Jeronimos(ジェロニモス修道院)


Vasco da Gamaのお墓


LisbonのHotel Sofitelはモダンです


Rua Augusta で見かけた卒業生の合唱


Praca do Comercio(コメルシオ広場)。中央に立つのはDon Jose I。街中ローマ法王ベネディクト16世を迎える準備をしていました。


Praca do Comercio(コメルシオ広場)


お約束、Elevador da Santa Justa


Rua Augustaは賑やかです。観光客だらけ。


ケーブルカーが・・落書きだらけ!


Miarouro se Sao Pedro de Alcantara(サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台)からの眺め。ちょっと薄曇り。


Miarouro se Sao Pedro de Alcantara(サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台)


Birro Alto地区のRua da Rosa。Fadoレストランとかある通り。


Rua da Rosaで見かけた酒屋


犬・・・なんです


lCasa do Alentejana(アレンテージョ会館)の内部。どこかアラブっぽい。


中のレストラン。後でここで夕食です。


綺麗な内装です。


もろ、アラブ!


レストランの壁画。アレンテージョの田園風景でしょう。


アレンテージョの白ワイン


Bacalhau Grelhado と Carne de Porco a Alentejanaを注文しました


Carne de Porco a Alentejanaは豚肉とアサリを赤ピーマンのペーストで味付け


Casa do Alentejana(アレンテージョ会館)の出口


Casa do Alentejoのアラブ様式の内装

ロッシオ駅の入口

ホテルのLobby

レスタウラドーレス広場(Praca dos Restauradores)

朝日がまぶしいRua Augusta

コメルシオ広場(Praca do Comercio)

コメルシオ広場(Praca do Comercio)

Alfama地区が見えます

くちばしの家(Casa dos Bicos)

Rua da Alfandega

Fado博物館(Museu do Fado)

比較的最近のFado歌手

サン・ミゲル教会(Igleja de S. Miguel)

展望台(Miradouro das Portas do Sol)からの眺め

展望台(Miradouro das Portas do Sol)からの眺め

路面電車28番線

イワシの炭火焼き

Se de Lisboa

Praca da Figueira

ケーブルカー・グロリア線

Cascais RemoでこれでEuro3

タコのリゾット(Cascais Remo)

豚肉の塩焼き(Cascais Remo)