TERUEL
テルエル
<概要>

 テルエルに到着したのは年末でお昼頃。空は曇ってどんよりした天気でした。世界遺産のある小さな町なのですが、地図を持っていないし、町中にも案内板もないのでお目当ての教会も見つからず、小さな町の中をウロウロと歩き回りました。

<見所>

 ようやくサン・マルタンの塔(Torre de San Martin:14世紀)を見つけたのですが、年末のせいか中には入れずじまい。でも、ゴシック風の塔の壁面一杯にイスラム式の装飾が施されており、不思議な建築物です。これが世界遺産として有名なムデハル美術(西欧キリスト教芸術とイスラム芸術の融合した装飾様式の建築物)の一つです。

 スペインは711年からイスラム教徒の侵略を受け、イスラム文化が定着しましたが、13世紀にはレコンキスタ(国土回復運動)により再びキリスト教徒の支配下に入ります。レコンキスタ完了以降もキリスト教徒、イスラムやユダヤの職人がスペインに残留してムデハル様式の建物が建てられました。テルエルではこのムデハル様式の建物が良く保存されています。

 「テルエルの恋人たち」で知られるサン・ペドロ教会(Igresia de San pedro)もムデハル様式の塔を持つ13世紀の教会です。中には無理矢理仲を引き裂かれて自害したディエゴとイサベルが葬られ、二人が手をつないで横たわる彫像が祀られています。

 町の中心にあるテドラルは13世紀のもので、テルエルでは最古のムデハル様式です。当日は盛大なミサが行われていて中には入れませんでしたが、イスラムっぽい鐘楼、そして入口の装飾もまさにイスラム。複雑な歴史を語る興味深い不思議な建物です。

<レストラン>

 大晦日のせいか、町中で適当なレストランを見つけられず、車に乗ってしばらく行った所の村(La Puebia de Vervalde)はずれの道路脇に田舎ホテルがあったので、そこのレストランに立ち寄ってみました。入口を開けるとまずはBarになっているのですが、カウンターにお客が独りでポツンと座っていました。どうしようかと思っていたら、そのお客が奥の方にいた店員を呼んでくれました。店員はネクタイ姿に白くパリっと糊の効いたエプロンをして現れ、我々が食事をしたいと告げると奥のレストランへと案内してくれました。清潔で小綺麗なレストランです。大晦日の東洋の珍客にたいしても丁寧に対応してくれたし、接客マナーも田舎とは思えない感じでした。なにより、料理が美味しかったので大満足です。

EuroRuta Hotel
2Autovia A23, Salida 89,
La Puebia de Valverde, 44450 Teruel
Tel : +34-978-670-136/ Fax : +34-978-670-137
http://www.hoteleuroruta.com/euroruta/


町中の噴水<teruel-o01>


サン・マルティンの塔<teruel-o03>


カテドラル<teruel-o05>


カテドラル<teruel-o06>


カテドラルの入口<teruel-o07>

水道橋<teruel-o08>

水道橋<teruel-o09>

比較的新しい建物にもイスラムっぽい装飾<teruel-o11>

何の建物でしょうか?<teruel-o10>

途中の村La Puebia de ValverdeのEuroruta Hotelで昼食<teruel-o15>

Euroruta Hotelのレストラン<teruel-o12>