BERGAMO
ベルガモ
<概要>

 モダンで端正な下町(CITTA BASSA)と、その北部の丘の上を占める昔のままの山の手(CITA ALTA)の二つの相反する地区が同居しているのがこの町の特徴です。特に山の手は、古く狭い路地と歴史の重みを感じる建築物が残されており、ベルガモ最高の見所です。人口は約12万人。

<見所>

1.山の手

 山の手は城壁に囲まれており4つの門があります。自動車用のメインゲートは東側のアゴスティーノ門(PORTA SAN AGOSTINO)、南側のサン・ジャコモ門(PORTA SAN GIACOMO)は歩行者専用の優雅な陸橋で門にたどり着きます。西側のサン・アレッサンドロ門(PORTA SAN ALESSANNDRO)は現在では山の手の外側に出てしまっている感じです。北側のサン・ガブリバルディ門(PORTA SAN GABRIBALDI)は人通りの少ない静かな場所です。

 山の手で最大の見所はヴェッキア広場(PIAZZA VECCHIA)。15世紀に作られたこの広場の中心には18世紀の噴水があって人々が集い、優しい雰囲気を出しています。

 広場の北側には白く端正なパラッツォ・ヌオーヴォ(PALAZZO NUVO)があります。15世紀から建設が始まり1928年になってようやくファサードが完成。現在は市立図書館(BIBLIOTECA CIVICA)となっています。

 ラジオーネ館(PALAZZO DELLA RAGIONE:公会堂)は広場の南西。塔を持つ12世紀末の建物。

 広場の南側の旧市庁舎は16世紀の建築であり、ヴェッキア広場に中世の雰囲気をもたらします。2階部分にバルコニーと三連ゴシック窓があり、その上にはサン・マルコ(SAN MARCO)の獅子が彫刻されています。これはヴェネツィアの紋章であり、ヴェネツィア支配の名残なんです。

 ドゥオーモ広場(PIAZZA DEL DUOMO)は旧市庁舎の北側。以下の4つの歴史的建造物に囲まれた、中世へタイムスリップしたかのような感覚の空間。

 ドゥオーモ(DUOMO)の微細な模様のファサード(正面)はどことなく東方のビザンチン様式を感じます。内部は17-18世紀の豪華な絵画、彫刻が施されています。

 サンタ・マリア・マッジョーレ教会(SANTA MARIA MAGGIORE)は12世紀後半のロマネスク様式。特に16世紀に改修されたという緑色を基調にしたスタッコ(化粧漆喰)と金箔のゴシック式天井装飾はこれまであまり見たことのないほど豪華で異様な ものでした。内部にはタピスリーが多く見られます。また作曲家ドニゼッティの墓(1855)などもあります。

 コッレオーニ礼拝堂(CAPPELLA COLLEONI )。白とバラ色(ヴェローナ産紅大理石)の大理石でできたこの礼拝堂は、ヴェネツィアによる支配者の墓であり、15世紀のロンバルディア・ルネッサンスの傑作と言われる建築物です。内部の彫像や浮き彫りも見事です。

 洗礼堂(BATTISTERO)。白とバラ色の大理石でできた八角形の建物。14世紀のものを18世紀に再現したもの。

 山の手の東端の城塞(CITTADELLA)は14世紀に建てられ、その後ヴェネツィィア軍の兵舎として利用されました。現在は、自然科学博物館(MUSEO DI SCIENZE NATURALI)と市立考古学博物館(MUSEO ARCHEOLOGICO CIVICO)として利用されています。

 マスケローニ広場(PIAZZA MASCHERONI)。城塞の14世紀の塔の東側にある広場。

2.下町

 カッラーラ・アカデミー絵画館(PINACOTECA DELL'ACCADEMIA CARRARA)。18世紀の新古典主義の建物の内部には15世紀から18世紀にかけてのイタリア国内外の絵画が集められている。ボッティチェッリ、カルパッチョなどの作品があります。

 下町の中心にあるのはヴィットリオ・ヴェネト広場(PIAZZA VITTORIO VENETO)。その南側、東西に大きく広がっているのがジアコモ・マッテオッティ広場(PIAZZA GIACOMO MATTEOTTI)です。通りの真ん中の広場ですが、木々が沢山あり落ち着いた雰囲気でした。

 ヴィットリオ・ヴェネト広場から山の手の麓へ向かって南北にのびるメインストリートがヴィットリオ・エマヌエレ2世通り(VIALE VITTORIO EMANUELE II)。清潔で広々した感じの通りです。

<ホテル>

 数少ない山の手のホテル、サン・ロレンツォに泊まりました。一泊208,000Litでした。マスケローニ広場に面したホテルで、スタッフはとても親切。下町で電話をして車で行ったのですが、スタッフが心配してホテルの前で待っていてくれました。というのも、山の手は狭い上に人が一杯でほとんど歩行者天国状態。そこに宿泊客のみ車で進入できると言う状態ですから、そんなことは知らない観光客からは冷たい視線を浴び、恐る恐る車を進めます。

ALBERGO SAN LORENZO (★★★)
PIAZZA MASCHERONI 9/a, BERGAMO 24100, ITALIA
TEL:+39-035-237383
FAX:+39-035-237958

ALBERGO SOLE (★★)
VIA RIVOLA 1,BERGAMO 24100, ITALIA
TEL:+39-035-218238
FAX:+39-035-240011
山の手にあるレストラン主体の小さな宿。レストランは人気でいつも混んでいます。

AGNELLO D`ORO (★★)
VIA GOMBITO 22, BERGAMO 24100,ITALIA
TEL:+39-035-249883
FAX:+39-035-235612
山の手にあるレストラン主体の小さな宿

EXCELSIOR SAN MARCO (★★★★)
PIAZZA REPUBBLICA 6, BERGAMO, ITALIA
TEL:+39-035-366111
FAX:+39-035-223201
下町にある最も有名なホテル。


ヴェッキア広場と背後の旧市庁舎<bergamo-h02>


パラッツォ・ヌオーヴォ<bergamo-h01>


ドゥオーモ<bergamo-h09>


洗礼堂<bergamo-h10>


サンタ・マリア・マッジョーレ教会の玄関の柱の基礎になっているライオン<bergamo-h11>


山の手から見た下町<bergamo-h12>


城塞の14世紀の塔<bergamo-h03>

サン・ジャコモ門<bergamo-h15>

アゴスティーノ門<bergamo-h04>

カッラーラ・アカデミー絵画館<bergamo-h05>

作曲家ドニゼッティの家の近くの教会<bergamo-h13>

ヴィットリオ・ヴェネト広場の塔<bergamo-h07>

カッラーラ・アカデミー絵画館の収蔵品<絵葉書>

カッラーラ・アカデミー絵画館の収蔵品<絵葉書>

カッラーラ・アカデミー絵画館の収蔵品<絵葉書>