PARMA
パルマ
<概要>

 イタリア北部のパルマは人口約17万人の中都市。市内の全般に建物がこざっぱりしており、道路は良く整備され、商店などもモダンで第一印象は”小パリ”。ゴミも少なく綺麗な町です。地方都市にありがちな疲弊感はありません。通りを歩いている人の服装はお上品で、落ち着いた良い雰囲気の町という印象です。ちょっとパリっぽい感じがするのは、18世紀にこの町を治めたブルボン家の影響かも知れませんね。

<見所>

 なんと言ってもまずはドゥオーモ広場(Piazza Duomo)がお勧めです。広場にはドゥオーモと洗礼堂を同時に視野に入れることが出来る一角があり、ここからの眺めが最高です。

 広場の東側にあるドゥオーモ(Duomo 07:00-12:30/15:00-19:00)は12世紀ロマネスク様式の代表的な建物。ファサードに柱を多用したレース状の装飾はピサ様式の雰囲気を感じます。クーポラ内部に施されたコッレッジョ(Correggio)によるフレスコ画「聖母被昇天 Assunzione della Vergine 1526」は特に有名です。クーポラのドーム形状を巧に利用し、聖母がクーポラを抜けて天に昇るような様子を大胆かつ躍動感溢れるようように描き出しています。これは見応えがあり、しばし見とれて上を向いたままの状態になってしまい、首が痛くなります。そうしたら、今度は視線より下にある「キリスト降架 」(1178年)の浮き彫りに見とれて、首の状態を回復させるのがコツですね。

 広場の南側にある洗礼堂(Batitstero 09:00-12:00/15:00-17:00)はドゥオーモに匹敵する壮大さでした。八角形のロマネスク・ゴシック様式で1270年の完成。クーポラ内部には八角形に沿った梁が浮き出しており、その間は見事なビザンチン風のモザイク画で埋められています。その下の周囲の壁面には浮き彫り、ニッチの彫像、13世紀後半のフレスコ画などが施されており、素晴らしく豪華な礼拝堂。これもやはり上に見とれて首が痛くなりますので要注意。一般にこの年代の洗礼堂は内部にはガランと何もなくなっているものが多いのですが、ここの洗礼堂は保存が良く、豪華な印象です。

 ドゥオーモの背後には1510年のルネッサンス様式のサン・ジョヴァンニ教会(San Giovanni Evangelista 07:00-12:00/15:30-18:30)が立っています。内部にはコッレッジョの代表作であるフレスコ画連作(1520-1523)があり、これもまた必見です。

 マドンナ・デッラ・ステッカータ教会(Madonna della Steccata)はルネッサンス期の比較的新しい教会。ミサの最中だったので残念ながら中の様子はよく分かりません。

 町の中心にあるピロッタ宮殿(Pallazo della Pilotta)。壮大で簡潔な建物は1662年にファルネーゼ家(Farnese)が建てたもの。内部には国立絵画館(Galleria Nationale 08:30-14:00月曜閉館)、国立考古学博物館(09:00-14:00月曜休館)などがあります。

 メインストリート、ガリバルディ通り(Strada Garibaldi)には生ハム(Prosciutto)やパルメザンチーズ(Parmigiano-reggiano)を扱う商店があります。これらはパルマ最大の名物ですよね。

 ピロッタ宮殿からパルマ川(Tevere Parma)を渡った先にドゥッカーレ公園(Piazza Ducale)があり、中には18世紀のドゥッカーレ宮殿(Palazzo Ducale)があります。

 公園の西側にはトスカニーニの生家(Casa di Toscanini 09:00-13:00/14:00-18:00 月曜休館)があります。20世紀最高の指揮者とうたわれたわる指揮者ではありますが、こじんまりとした”お家”です。

<ホテル>

 Hotel Torinoは旧市街のほぼ中心にあり便利なロケーション。フロントの女性はとても親切で、感じの良いホテルでした。

HOTEL TORINO
Via a. Mazza 7, I-43100 Parma
Tel : +39-0521-281046
Fax : +39-0521-230725
E-mail : info@hotel-toriono.it
EURO110.00 (B&B) 2002.12.29

<その他>

 週末は夕方になると地元の人達がお散歩に出てきて、1週間でもっとも賑やかな時間になるそうです。押し寄せる人波は”どこにこんな沢山の人が住んでいるのだろうか?”と訝しく思うほどですが、夕食時間が近づくと急激に人が少なくなります。


ドゥオーモ広場のドゥオーモと洗礼堂<parma-k07>


コレッジオの「聖母被昇天」<絵葉書>


ガリバルディ通り<parma-k03>


ホテル前のマッツァ通り(B. go Mazza)<parma-k06>


マドンナ・デッラ・ステッカータ教会<parma-k04>

ピロッタ宮殿<parma-k05>

洗礼堂<parma-k01>

レッジオ劇場<parma-k12>

ドゥカーレ宮殿<parma-k11>

トスカニーニの生家<parma-k09>

ドゥオーモ内部<絵葉書>

所洗礼堂内部<絵葉書>

パルマと言えば、「生ハム」と「パルメザンチーズ」<パンフレット>

ドゥオーモ内部の「キリスト降架」<絵葉書>