TARAGONA
タラゴーナ
<旅のメモ>

2006.12.31

 ヴァレンシアから出発してちょっとテルエルへ立ち寄ってからタラゴーナに向かいました。到着する頃にはあたりも暗くなり、時折小雨の降るようなイマイチの天気でした。Google Earthを見て町の全体観を掴んでいたはずなのですが、高速道路を降りて市内に入ってからしばし迷ってしまいました。市内は港湾に近い新しい街並みと歴史的なダウンタウンに分かれているようです。今日は大晦日なので田舎町のレストランはお休みになる傾向があるので、今回は海岸近くにあタラゴーナでも最大のリゾート・ホテル(?)と思わしきホテルを予約してありました。しばらく走り回っているうちに目的の大きな白いホテルを見つけ、玄関に乗り付けようとしたのですが、ホテルの前は乱雑に駐車した車で溢れており玄関に近寄れない。うかうかしていると出入口が詰まって駐車場から出られなくなりそうだったので、すぐさま出口ゲートまで移動して道路脇に車を停めました。荷物を持って玄関にたどり着いてもボーイはいない。”リゾートホテルなのに”と思いながら荷物を持ってフロントに向かっても誰も応対してくれない。というか、フロントデスクにはおじちゃんとおばちゃん、そして年輩のボーイが1名いるだけ。
 ”車はどこに停めればいいですか?”
 ”あー?駐車場だよ。”
 ”一杯で停められないんです。車で行くから駐車場用意するようお願いしたはずですが”
 ”今日はお客が一杯。空いてないなら仕方ない。あっちに市営の地下駐車場あるから。地図あげるよ。”
てな調子です。海岸線の白いビーチリゾートホテルを期待してきたのですが、あてが外れました。まあ、仕方ないかと、道路挟んで向かい側の奥の方にある地下駐車場へと移動しました。

Husa Imperial Tarraco (★★★★)
Passeig De Les Palmeres, s/n Taragona, 43003
Tel : +34-977233040
Eur93&65/night (non BF)

 ホテルは古く設備もあまり良くありません。部屋は海岸線とは反対側で街並みは古く疲れた感じで華やかさはありません。どよんとした天気のせいかもしれませんね。まずはレストラン探しに町中を歩いてみました。観光客はそこそこいるようです。寒いので色々着込んであたりをウロウロ散歩しています。地中海のバルコニー(Passeig de las Palmeras)と称する海岸線のテラスを歩く頃には曇天のせいもあってもう真っ暗で残念ながら海は全く見えませんでした。商店もほとんど開いていないし、つまらないので一旦ホテルに戻り、お楽しみのレストラン探し。ガイドブックで何軒か良さそうなレストランを調べて再度出かけました。しかし、大晦日のせいかどこもかしこも閉店です。唯一中華料理屋が開いていたのですが、タラゴーナに来て中華でもないかと思い、芸はないけれどホテルのレストランにしようと決めました。ホテルに帰ってフロントにいたオジサンに話しかけました。

 ”あのう、レストランはどこですか?夕食なんですけど。”
 ”あー?今夜は予約で一杯だよ。”
 
”えーっ?!だって我々宿泊客ですよ。”
 ”でも一杯だよ。”
 ”まいったなぁ!今日は外のレストランはみなお休みだし。”
とここで奥からおばちゃん登場。
 ”なによ?”
とおじさんに声をかけて話し始めたが、スペイン語なので何を言ってるか分からない。
話し終わるとこう言った。
 ”今日は大晦日のスペシャルディナーだから1人60ユーロのメニューしかない。飲み物別よ。”
 ”冗談でしょう?!もう結構!”
足下見てぼったくる中国人のようです。席はないと言っていたのに。きっと高額ふんだくって特設の狭い場所を用意して押し込める気です。頭に来たのでそう言ってホテルを出ました。
と言って外に出ても開いているの中華レストランのみ。でも、妻と相談して”あの生意気なホテルよりまし”との結論に至って中華料理レストランへと向かいました。

 ”Buenas tardes! Senora y Senor!”
出てきたのは東洋人。中国語なまりを感じますが、明るい笑顔で感じが良かった。
 ”晩上好!我没有予約但是可以馬?”
と答えてから、それ以降は中国語の会話になり、メニューも中国語しか書いていないものを出して来て、どこから来たかとも聞きもせずニコニコと対応してくれました。スペイン人好みの味付けになっているのだろう中華料理を美味しく頂きながら、ふと”今どこに来ているんだっけ?”と思ってしまう夕食でした。

 食後、再び見えないザザーッという音だけの地中海のバルコニーを通り過ぎてホテルに戻りました。

 ”面白くない。気に入らない。”
明日はタラゴーナ市内を見学する予定だったのですが、また悪い癖が出てしまいました。ホテルが気に入らない場合、宿泊をキャンセルして飛び出してしまう傾向があります。あまりに対応が悪いので我慢できないんです。というわけで、どこへ行こうかと考えた挙げ句、どういうわけか”そうだ!Carcassonneへ行こう!”と決め、早速ホテルに電話をして明日の部屋を予約してしまいました。

2007.1.1

 ”新年あけましておめでとうございます”のおめでたい元旦、フロントで当日の宿泊をキャンセルして飛び出してしまいました。

 ”Carcassonneへ行こうっと!”