BILBAO
ビルバオ
<旅のメモ>

2008.12.22

 GernikaからBilbao(ビルバオ)までも地図無しでたどり着きました。Bilbaoはビルバオ川の起伏の激しい場所に出来た大きな都市です。元々は鉄工業とか造船業などの重工業で栄えた都市らしいのですが、近年になって重工業が衰退し、鉄鋼などを活かしたアートの町として復興しているようです。また、バスクの中心都市でありながら、経済効果が多くの人口流入を招き、バスク地方で最もバスク語が話されない都市になっているそうです。Bilbaoに近づくといきなり車が増えてきます。町の中心はモダンな奇妙な形の建物が多く、アートの町って感じを演出しています。グッゲンハイム美術館(Musee Guggenheim)の建物は実に巨大で鈍い銀色とつかみ所のない複雑な形が異様な雰囲気を醸し出しています。グッゲンハイム美術館との位置関係から比較的すんなりとホテルを見つけ、専用駐車場に車を収めました。

Best Western Bilbao Conde Duque
Campo Volantin, 22, Bilbao, 4800
Tel +34 944456000 / Fax +34944456066
reservas@hotelcondeduque.com
EURO192.6/2nights(incl.TAX/BF, Buggenheim ) Parking 17.12

 ホテルの前はビルバオ川。ゆったりと流れる大きな川です。ホテルの前にビルバオ川を渡る歩行者専用の吊り橋があるのですが、一本吊りで床はガラス張り。とてもモダンなデザインです。

 新市街の中心のモユア広場(Pl. Moyua)ロータリーに出てみると、人と車がごったがえしています。夕方、退勤時間らしい。メインストリート(Lopez de Haro)をしばらく駅に向かって歩いてみましたが、ブランド商店街には多くの人です。買い物をしている人も多いようで、かなり豊かな感じです。ちょっと裏路地に入っても危ない感じがあまりしませんし、治安の良い感じの町です。通り沿いの店でバスク地方の地図を手に入れ、ポルトガルのFADOのCDが沢山あったので買い込みました。

 この日は何だか疲れてしまって、夕食も取らずに寝てしまいました。

2008.12.23

 昨夜、食事をしなかったせいか、朝から何となく元気が出ないので、本当はSantander(サンタンデール)方面へ行く予定でしたが、今日はビルバオを散策することにしました。それと今日はしっかりとご飯を食べようと決意。

 まずはビルバオ観光のお約束グッゲンハイム美術館へ。今日も真っ青な良い天気。でも気温は低くてホテル前のモダンな吊り橋のガラスの床に霜が降りています。ガラスの床には滑り止めらしき黒テープが約20cm間隔で貼られている。しかもそれがところどころ剥がれていたりして美しくない。このへんがちょっとデザイン優先の感がある。前を歩く女性は滑りながらよたよたと歩いている。滑り止めが付いているけどやっぱり滑る。

 グッゲンハイム美術館は鉄鋼と造船業が盛んなりし頃の造船所の跡地に出来た美術館で、船をモチーフにした鈍い銀色に輝くチタンの板を張り付けています。中の作品は特に巨大で無骨なものが印象的です。鉄をモチーフにした作品が多いようです。のんびりと1時間半ほど楽しみました。

 昼はホテルの近くのモスリム系のBarでケバブをしっかりと食べ、旧市街へと散歩に出かけました。さすがに旧市街は趣あります。ただ、建物の感じがスペインというよりは、アルザスとかの北の地方の感じです。石造りの建物に黒っぽい太い木の窓枠。その窓枠の周囲が色の違う石で組まれていたりする。輪郭がはっきりしているのも北の雰囲気です。また、建物の色は全般に濃いグレーなどで黒っぽいイメージです。

 バスク博物館(Museo Vasco)を1時間ほどかけてゆっくりとバスク文化を勉強しました。起源のはっきりしないバスク人。クロマニヨン人の子孫との噂もあるようです。血液型は60-70%がO型。また、全バスク人の85%がRhマイナスだそうです。バスク語の起源は不明。ラテン語系でもないし、ケルト系でもない。2万年まえの洞窟壁画もあります。かなり不思議な文化圏のようです。バスク博物館では等高線を再現した3次元のバスク地方の地形図が面白かった。とくに山間部には思った以上に切り立った山が多く、いかにも秘境という感じです。

 旧市街で電気屋を見つけたので入ってみました。デジカメの充電器はあるかと聞くと、携帯やらデジカメやらの汎用タイプの充電器があるという。自分のカメラからバッテリーを取り出して型番を調べたが、充電できそうだった。英語が話せる女性店員はこう言う。
 “これ使えるけど、39ユーロもするわよ。ちょっと高いわね。どうする?”
 
“どうしても必要だから買うよ。”
 
“分かった。使い方は店の主人が知っているから、ちょっと待って。”
そう言ってちょっと年輩の男性を連れてきた。
 
“ああ、そのデジカメの充電器ならあるよ。デジカメだけ売れて残ったのがある。30ユーロでいいよ。”
そう言ってゴサゴソと大きめの封筒から取り出したのがカシオの専用充電器で台座と電源のセット。オジサンが電源につないで試してみろというので、自分のデジカメを台座にセットしようとしたがコネクターが合わない。
 
“あー!ダメだ”
そこで、ふと思い出して、自分のデジカメの台座を取り出し、オジサンの持っている充電器の電源部分だけ借りてつないでみたら、充電が出来た。
 
“あー!これならいい!”
そう言ってオジサンと英語の話せる女性店員が何やらやり取りして、女性店員が英語で話しかけてきた。
 “このお店、安いわよ、ほんと!ご主人は電源だけなら10ユーロでいいって!”
 “ありがとう!買うよ!”
最後にスペイン語で“ムーチョ、グラシアス!”と言うとオジサンはとても満足そうに満面の笑みで頷きました。まあ、なんとも商売っ気のない親切な人達です。これでデジカメが復活出来そうです。

 その後も暗くなるまで市内をウロウロと散歩して、一旦ホテルに戻り、今夜はしっかり食べようとレストランの下調べをして探しに出かけたのですが、なかなか気に入ったお店が見つけられずに、ホテルの近くのモダンな感じのレストランに入りました。店頭にあったメニューにタラのピルピルソース、それと小イカの料理に引かれました。夜8時半は過ぎているのにお客は誰もいません。季節外れのせいでしょうか結局他にはお客が入らず、ちょっと寂しい感じではありましたが、店員のサービスも良く、料理も美味しかったので満足です。

 夜、バスク地方の地図を見ていると山間部に不思議なマークが沢山あるのに気づきました。ドルメン(Dolmen)らしい。支石墓。数千年前の文化らしい。明日はVitoriaへ行くので、ちょっと回り道して山間部の風景を楽しみ、ドルメンも見ようと決めました。

2008.12.24

 朝9時過ぎにBilbaoを出発。一般道路でVitoriaへと向かいました。


ビルバオ川<bilbal-p01>


ビルバオ川にかかるバラスの吊り橋<bilbal-p02>


ガラスの吊り橋<bilbal-p03>


ガラスの吊り橋<bilbal-p05>


ビルバオ川沿いの街並み<bilbal-p06>


新市街<bilbal-p071>

市庁舎<bilbal-p08>

ビルバオ川の夜景<bilbal-p09>

グッゲンハイム美術館の花犬<bilbal-p11>

グッゲンハイム美術館の花犬<bilbal-p13>

グッゲンハイム美術館の入口<bilbal-p15>

グッゲンハイム美術館<bilbal-p16>

グッゲンハイム美術館<bilbal-p18>

グッゲンハイム美術館の裏手<bilbal-p22>

新市街<bilbal-p17>

旧市街otel<bilbal-p23>

旧市街<bilbal-p24>

旧市街のバスク博物館<bilbal-p25>

旧市街<bilbal-p26>

旧市街<bilbal-p29>

バスクのサンタ?がぶら下がっています<bilbal-p28>

右は新市街、左は旧市街<bilbal-p31>

チャコリと称する地元白ワイン<bilbal-p39>