NAPOLI
ナポリ
<旅のメモ>

第二日目(2013.5.4)

 朝8時半に頼んだ朝食は時間通りに部屋に運ばれて来ました。オレンジジュースがパインジュースになっていたり、頼んでいないパンがあったり、若干違っていますが些細なことです。

今日は先ずはPiazza Danteに出てみます。16世紀に市場があった場所で、トレド通りに面する半円形の大きな広場です。広場の北側のPorta Albaをくぐる通りは書籍を売るお店がぎっしりと並んでいます。

 さて、スパッカナポリのもう一つのメインストリートであるVia Biagio dei Libraiに入ります。こちらの通りには風刺劇の道化師Pulcinellaやクリスマスの飾りであるプレゼーピオの人形を売る店、骨董品の店、レストラン、土産物屋が建ち並び賑やかな感じです。人形を見るために入ったとあるお店では、ご主人が“今日は「サン・ジェンナーロの血液が液体化する」ミラコロ(奇跡)が起きる日だよ。サン・ジェナーロ像と血液の行列が5時頃にDuomoを出てサンタ・キアーラ教会(Santa Chiara)まで行くんだ。サン・ドメニコ・マッジョーレ教会(San Domenico Maggiore)の前のカフェに座って待っているといいよ”、と教えてくれました。そうか、今日は5月の第一土曜日、サン・ジェンナーロの血液が溶けるミラコロの日だった。何という幸運!

 人形のお店を出てVia Biagio dei Libraiを更に東に行くとサン・ドメニコ・マッジョーレ教会(San Domenico Maggiore)、13世紀の創建。現在見られる教会は、17世紀にバロック様式で改築されたもの。聖具室には、アラゴン家とスペイン国王の棺がずらり。その前にサン・ドメニコ・マッジョーレの塔が建つ広場があります。この広場は向かいにあるナポリ東洋大学の学生たちの憩いの場だそうです。

 サンテイ・フィリッポとジャーコモ教会(Chiesa di S. S. Filippo e Goacomo).は、1593年に貧しい地域の商人と紡績工によって建てられたもの。上部にある壁がんの中に、聖フィリッポと聖ジャコモの彫像があるファザードは美しく、内部には装飾、床、祭壇、チェスタロのフレスコがあります。

 その先、人形のお店がズラリと並ぶ狭いVia S. Gregorioが北へと上っています。イタリアの伝統的なクリスマスの飾り「プレゼーピオ」を作る職人さんの店が軒を連ねています。

 ここから更に駅の方向に進みます。Via Duomoを過ぎるといきなり雰囲気が変わります。観光客は激減し、普通のナポリの生活が垣間見えます。

 さらにカプアーノ城(Castel Capuano)へと向かいます。建物はカプアに続く道が通る古いカプアーナ門の近くにあることから、この名で呼ばれています。ノルマン人が12世紀に完成。翌世紀にアンジュー家によって改修が行われ、15世紀にはアラゴン人が街の城壁に建物を取り込んで王の住居としました。16世紀にはカプアーノ城は、司法裁判所となり現在に至っています。しかし横を通るとゴミだらけで、そんな重要な建物に見えないのが残念です。

 さらに先に進むとカプアーナ門(Porta Capuana)。1484年にカプアーノ城のすぐ近くに建てられました。両側にある2つの塔はOnore(名誉)とVirtu'(美徳)という名がついています。駅も近いので時折観光客の姿も見かけますが、雑然として観光する雰囲気ではないようです。

 Via dei Tribunaliを通ってホテルへと戻ります。Piazza Riario Sfotza(リアリオ・スフォルツァ広場)にあるサン・ジェンナーロの尖塔(Obelisco di San Gennaro)は1631年に起こったヴェスヴィオ山の噴火後、街の安全を願って1636年に建てられました。コシモ・ファンザーゴの設計でルネッサンスとバロックの様式が混ざっています。

 Pio Monte della Misericordiaの前を通ります。1601年にジョヴァン・ジャコモ・コンフォルトにより建てられ、1658年フランチェスコ・アントニオ・ピッキアッティにより改築されました。内部の教会にはアンドレア・ファルコーネによる聖水盤と、カラヴァッジョによる「哀れみの御業」があります。2階には、美術館があり、フランチェスコ・デ・ムーラ、ルカ・ジョルダーノ他の画家による作品が納められています。

 Via DuomoでVia San Biagio dei Libraiに移り、モンテ・ディ・ピエタ礼拝堂(Cappella del Monte di Pieta')の前を通ります。モンテ・ディ・ピエタは公営の質屋で、付属の礼拝堂は1598年完成。現在はナポリ銀行所有。ファサードはピエトロ・ベルニーニとミケランジェロ・ナッケリーノの彫刻で飾られています。

 サンタンジェロ・ア・ニーロ教会(S. Angelo a Nilo)は赤い壁が印象的です。1384年にリナルド・ブランカッチョ司教によって建設されました。そのため「ブランカッチョ礼拝堂」の名でも知られています。

 ジェズ・ヌォーヴォ広場(Piazza Gesu Nuovo)に出ると今までの狭い通りと異なって視界が広がります。広場にはインマコラータの尖塔(Obelisco dell'Immacolata)が立っています。

 広場の一方にあるGesu Nuovo(ジェズ・ヌォーヴォ教会)は、トリニタ・マッジョーレの名でも知られています。もともとあった建物を16世紀にイエスズ会の修道士が改築したもの。石積みの印象的なファサードは、改築前の建物のものをそのまま利用。内部は豪華なバロック様式で飾られています。

 もう一方にあるのが、Santa Chiara(サンタ・キアーラ教会)です。1310年の創建ですが、バロック様式で改築後火事で焼失。20世紀にゴシック建築で再建されました。マヨルカ焼きのタイルで飾られたキオストロ(回廊)が隣接しています。

 ここで一旦ホテルに帰って、サン・ジェナーロ像と血液の行列に備えます。荷物を出来るだけ少なくして出かけます。途中で見落としていたニーロ像の横を通り、Via S. Gregorio からサン・ロレンツォ・マッジョーレ教会(San Lorenzo Maggiore)に出ます。6世紀の初期キリスト教時代の教会の上に建てられています。教会の回廊からは地下に残るギリシア・ローマ時代の遺跡へ下りることができます。

 さらにサン・パオロ・マッジョーレ教会(S. Paolo Maggiore)の前を通り過ぎ、Duomoの前にやって来ました。人だかりができています。銀色の金属製聖人像がDuomo前に並んでいて、司教(?)がなにか演説しています。しばらく待っていると、楽隊、聖人の旗、銀色の聖人像、そしてサン・ジェンナーロの血の入った容器とサン・ジェンナーロの像が次々と繰り出します。思ったほど見物人は多くなく、平穏な雰囲気です。聖職者達は立派な衣の下はジーンズを穿いていたり、結構ラフだったりします。

 夕食はナポリ大学の近くにあるオステリアにしました。Antopasto盛り合わせ、Zuppa di Fagioli(トマト、セロリ、スパイス入りの白インゲン豆のスープ)、Costatella Ammollicata(ガーリックオイル、ケイパー、パン粉、白ワインで味付けした骨付き豚肉)、Insalata Mista。白と赤のハウスワインをMezzo Littloずつ。炭酸水。Dolce、エスプレッソ2杯。中でもZuppa di Fagioliは、豆によく味が染みていて、コクがあってとても美味しかった。

Osteria la Chitarra
Ramp S. Giovanni Maggiore 1/bis, Napoli
081-552-9103
osterialachitarra.it


朝食


ベランダからの眺め


朝のPiazza Dante


Via Biagio dei Librai


サン・ドメニコ・マッジョーレ教会(San Domenico Maggiore)


サンティ・フィリッポとジャーコモ教会(Chiesa di S. S. Filippo e Goacomo).


人形のお店がズラリと並ぶ狭いVia S. Gregorio


Via Biagio dei Libraiのみやげ物屋


狭い通り


Castel Capuano(カプアーノ城)


Porta Capuana


Porta Capuana

Piazza Riario SfotzaにあるObelisco di San Gennaro

Cappella della Monte di Pieta'

Via Biagio dei Libraiのみやげ物屋

S. Angelo a Nilo

Piazza Gesu NuovoとObelisco dell'Immacolata

Piazza Dante

Via Biagio dei Libraiのニーロ像

Via S. Gregorioの人形屋

Via S. Gregorioの人形屋

Via S. Gregorioの人形屋

San Lorenzo Maggiore

S. Paolo Maggiore

Duomoの前に人だかり

聖人像を落としそうになった

聖人像が並ぶ

司教(?)の演説

さあ始まった!先ずは楽隊

結構大きな旗

こんな小さい子も

これがサン・ジェンナーロの溶血

前が溶血で後ろがサン・ジェンナーロ

これ、聖人マラドーナのオラトリオ

Piazza Belliniのギリシャ遺跡

Piazza Belliniのオラトリオ

Osteria la Chitarra

Osteria la Chitarra