CROTONE
クロトーネ

<旅のメモ>

2017.05.03

 SibariからCrotoneまで一般道路だけしかなく100kmを2時間かけて走ります。Crotoneは思った以上に明るい雰囲気です。人口6万人。紀元前710年頃建設されたギリシアの植民都市Krotonを起源とした由緒ある町です。

 幸いアパートホテル前に路上駐車出来たので荷物を下ろしていたら、オーナーが我々を見つけて声をかけてきました。Danielという彼は饒舌で親切に対応してくれました。部屋は改装したばかりらしく清潔なだけでなく、品質の良い家具を置いています。悪くない感じ。ホテルの裏は市場(Mercato Comunale)です。

La Corte del Geco B&B
Via Nuova Poggioreale, 3, 88900 Crotone KR, Italia
lacortedelgeco.it
+39 331 833 0518


ホテルの前

La Corte del Geco B&Bのロビー

市場(Mercato Comunale)

 チェックインして先ずは旧市街へ。Piazza Pitagoraから城壁内に進むと真っ直ぐ先にBasilica-Cattedrale S.Maria Assunta e S.Dionigi l'Areopagitaがある。16世紀の建立で、17、18世紀に回収されている。Chiesa dell'Immacolata、Chiesa di San Giuseppeの前を通ってMuseo Archeologico Nazionaleへと行ってみました。

 ギリシャ時代のブロンズ製品が特に興味を引きました。以前から何だろうかと思っていた「鳩ぽっぽ女」。女性の上半身に鳩の下半身にがついたもの。これってSiren(セイレーン)なんだって。後世には下半身が魚の姿に変わった。海の航路上の岩礁から美しい歌声で航行中の人を惑わし、遭難や難破に遭わせる。歌声に魅惑されて挙げ句セイレーンに喰い殺された船人たちの骨は島に山をなしたという伝説。

 Sirenはホメーロスの『オデュッセイア』に登場する。オデュッセウスの帰路の際、彼は歌を聞いて楽しみたいと思い、船員には蝋で耳栓をさせ、自身をマストに縛り付け決して解かないよう船員に命じた。歌が聞こえると、オデュッセウスはセイレーンのもとへ行こうと暴れたが、船員はますます強く彼を縛った。船が遠ざかり歌が聞こえなくなると、落ち着いたオデュッセウスは初めて船員に耳栓を外すよう命じた。ホメーロスはセイレーンのその後を語らないが、『神話物語集』によれば、セイレーンが歌を聞かせて生き残った人間が現れた時にはセイレーンは死ぬ運命となっていたため、海に身を投げて自殺した。死体は岩となり、岩礁の一部になったという。しかし声だけは死なず、現在でもある時期になるとセイレーンの歌声が聞こえ、船員がその声を聞いた船は沈没すると言われる。

 Sirenは『アルゴナウティカ』にも登場する。イアーソーンらアルゴナウタイがセイレーンの岩礁に近づくと、乗組員オルペウスがライアーをかき鳴らして歌を打ち消すことができた。しかしブーテースのみは歌に惹かれて海に飛び込み泳ぎ去ってしまった。


Piazza Pitagora

Basilica-Cattedrale S.Maria Assunta e S.Dionigi l'Areopagita

Chiesa di San Giuseppe

Chiesa dell'Immacolata

Museo Archeologico Nazionale

Museo Archeologico Nazionale

 Castello di Carlo Vは古のアクロポリスの上に立てられており、サラセン海賊からの防御の目的で1541年にナポリ副王によって建設された。

 市内は活気に満ちており、碁盤の目状に商店街が広がっており、狭い領域ですが、どこに向かっても人影が途切れません。今まで食べ過ぎたので、今夜は部屋でパン、ハム、チーズ、野菜を食べてワインを飲んでお終い。


ローマ時代の彫刻

旧市街

Mercato Comunaleで買った郷土菓子

2017.05.04

 朝9時から1時間ほど市内を散歩してからCrotoneを出発。先ずは側の郊外にあるIpercoop Crotoneに立ち寄ってお土産などを物色。