PRIEURE DE SERRABONE
セラボヌ修道院

<旅のメモ>

2017.09.01

 CucugnanからPrieure de Serraboneへとやって来ました。途中狭いつづら折りの急峻な坂道があり、結構大変な道のりです。

 ここに1082年に小修道院が建てられました。礼拝堂の階上席は1180年頃のもので、聖堂参事会員の合唱隊のために作られたもの。1130年代から改修工事が始まり、1151年に今の修道院が完成。しかし、16世紀後半には宗教改革の進展に伴って放棄されました。

 外観は地元の石材でできており、色合いが様々で一つ一つに細かい繊維状の構造が見られ、遠くから見ると木の化石のようです。実にどっしりとした風格で、「大地から生えたような」という表現がなされるようです。

 内部の彫刻はロマネスク時代の最高傑作の一つとも言われており、アーチボールトの縁を飾る彫刻の珍しさと独創性、柱頭の飾りの豪華さが特筆されます。動物彫刻にオリエントやロンバルディアの影響が見られます。

 内陣には大理石の「トリビューン」が設置されていますが、このクリプトのような構造物の使途ははっきりしていません。地元ピレネー産の大理石を」使った柱頭彫刻が他に例を見ない力強さです。大天使ミカエルなど、東洋の彫刻のようにふっくらしています。


無骨な修道院


柱頭彫刻

Hopi族のカチーナ・ドールの特別展が開催されていた

内陣

手先を咥えているのは「シーッ!」の意味らしい

大天使ミカエルも力強い

ピレネー産の大理石らしい

トリビューンというらしいが使用目的は不明

一面しかない回廊


木材のように見える石材

周囲の風景