SPERLONGA
スペルロンガ
<旅のメモ>

2017.11.02

 MinturnoからFormiaを経由してSperlongaへ。ここにはMuseo Archeologico e Grotta di Tiberioがあります。トンネルを抜けてすぐに入口があるらしかったのですが、見過ごしてしばらく進んでから気がついて戻りました。人気の無いゴミの散らかった駐車場に車を停めて国道を渡るのですが、トンネルから車がかっ飛んで飛び出してくるので危険です。

 先ずはMuseoの中に入ります。ここにはGrotta di Tiberioの中にあった立派な彫刻の断片が集められて展示されています。Gruppo monumentale di Scilla con la nave di Ulisse(ユリシーズの船とシッラ[スキュラ]を含む大理石像)。この彫刻の作者はヴァティカン美術館の「ラオコーン」の作者と同じだそうです。ギリシャ神話の登場人物らを組み合わせた複雑な彫刻です。

 Scillaとは『オデュッセイア(ラテン名:Ulysees)』などに登場します。奇怪な姿をしているとされ、上半身は美しい女性で、下半身は魚で、腹部からは3列に並んだ歯を持つ6つの犬の前半身(または首から上)が生えているという。6つの頭でできた帯をしているともいわれる。また、かつては人間であったともされている。壷絵では剣を持った姿で表されることもあるようです。オデッセイアは『イーリアス』とともに「詩人ホメーロスの作」として伝承された古代ギリシアの長編叙事詩ですね。

 もう一つの見物は一つ目の巨人像。Gruppo dell'accecamento di Polifemo [calco]。これも一部だけ残っていて大部分はレプリカです。


Gruppo monumentale di Scilla con la nave di Ulisse

Gruppo monumentale di Scilla con la nave di Ulisse

Gruppo dell'accecamento di Polifemo [calco]
Museoの外に出て海岸線に向かうとVilla Di Tiberio(ティベリウスの別荘)が崖の下にあります。歴史家Svetonio(スヴェトニウス)が「別荘Speluncaeで夕食をしている際に、巨大な岩が落下して、大勢の招待客と奴隷が圧死したが、期待に反して"彼"は助かった。」と記述した舞台がここ。"彼"とは評判の悪い皇帝ティベリウス。

 Grotta Di Sperlongaの洞窟の入口には先ほどのMuseoにあったperlonga、"Gruppo monumentale di Scilla con la nave di Ulisse"の彫像があったらしい。遠くにTorre Trugliaが見えます。ローマ時代の土台の上に1532年に建設された監視、防衛用の塔です。

 次はTerracinaへ行きます。


Villa Di Tiberio

Grotta Di Sperlonga、洞窟の入口には"Gruppo monumentale di Scilla con la nave di Ulisse"の彫像があったらしい

Torre Truglia