MARSEILLE
マルセーユ
<旅のメモ>

2018.02.09

 金曜日に休暇を取って南仏小旅行です。アパートからTaxiでパリGare de Lyonまで約EUR20、約15分ほどで到着。大雪直後だったので駅周辺も雪だらけで、気温は零度以下。駅構内もあまりに寒いのでCafeに入ってちょっと温まり、07:37発のTGVに乗り込みます。1等車で2階建て部分の上の階で眺めはよいようです。変更一切不可の事前購入チケットなので一人片道EUR40でした。真っ暗いうちに出発し、30分ほど走ってもまだ雪景色です。

 Gare d'Aix-en-Provence TGVに到着したのは10:44。そこでレンタカーを借りてMarseilleの旧港に面したホテルへと向かいました。ホテルの場所は良いのですが、一方通行が多くて玄関先になかなかつけられずに苦労しました。到着後はVallet Parking EUR29/dayで車をガレージへと運んでくれます。

Grand Hotel Beauvau Marseille Vieux Port - MGallery by Sofitel ****
4 Rue Beauvau, 13001 Marseille
accorhotels.com
04 91 54 91 00
EUR193/night (incl. Tax & BF)

 部屋には旧港に面した窓が2カ所。予想通り素晴らしい眺めです。


今回泊まったホテル

眺めが最高のホテルの部屋

旧港
 早速街歩きです。まずは1781年創業のマルセーユで最古のお菓子屋さんFour des Navettesへと行ってみます。ホテルから旧港の南側を西へ向かって歩き、Fort Saint-Nicolasが見え、反対側にFort Saint-Jeanが見えるあたりで丘を登ったところにお店があります。何かのフランス人の団体がちょうどやってきて大混雑でしたが、12本入りのNavettes(EUR10)を二袋ゲットしました。船(Navette)の形をした乾パンみたいなものでオレンジの花の香りがしてちょっとだけ甘い。噛んでると粘土のようになって歯の回りにくっつくというやっかいなものです。オレンジの花の香りが香草のようにキツいので好き嫌いは分かれると思います。私はパスティスが大好きなのでこの手の香草の香りは大好きです。

マルセーユ最古のお菓子屋さん

1781年創業のマルセーユ最古のお菓子屋さん

約200年の歴史のある銘菓Four des Navettes

 ここからAbbaye Saint-Victorの前を通って丘のてっぺんにある Basilique Notre-Dame de la Gardeを目指します。途中に戦車があるのですが、これは第二次世界大戦での連合軍によるマルセーユ上陸作戦時の米国軍の戦車です。ノルマンディー上陸作戦に次ぐ巨大な規模の上陸作戦がここでも展開されたそうです。

 さらに丘を登ると Basilique Notre-Dame de la Gardeです。 地元の人たちはBonne Mere(良き母)とも呼びます。漁師の家族が航海の安全を祈ったり、病気の回復を祈ったり、無くし物をしたときに祈ったりするようです。1214年には丘の上に小さな教会が建てられ、1857-93年には現在の姿になったようです。建物の横には第二次世界大戦時の銃撃の痕が残っています。


マルセーユ上陸作戦時の米軍戦車

丘の上のBasilique Notre-Dame de la Gardeへと

Basilique Notre-Dame de la Garde

これ、第二次大戦時の銃撃の後

 Basilique Notre-Dame de la Gardeはある意味展望台です。Basiliqueの周囲はぐるりと一回りできるようになっていて、それぞれの方向で素晴らしい景観を見せてくれます。Marseilleに来たらこの景観は絶対に見逃せません。まずは旧港の眺め。長方形の旧港の南側入口はFort Saint-Nicolas、北側の入口はFort Saint-Jeanがあります。これら要塞は1660年から1664年にかけてルイ14世がマルセイユの反抗勢力を威圧するために築いたものです。旧港北側のちょっと奥には19世紀の Cathedrale La Major、旧港沿いに市庁舎やHotel Dieu。北西には「岩窟王」の舞台となったイフ城が見えます。そして地中の濃い青が印象的です。


旧港の入口両脇は堅牢な要塞(Fort Saint-NicolasとFort Saint-Jean)で守られていました

Cathedrale La Major

岩窟王の舞台となったイフ城

 一旦ホテルに戻って一休みしてからMusee d'Histoire de Marseille(マルセーユ歴史博物館)へ行ってみます。25年前後に何度か立ち寄った事があるのですが、今は古代ギリシャやローマの知識があるので、当時とは全く異なった目で見ることが出来ました。ここで発掘された木造船の残骸はマルセーユにギリシャ人が移民してここをマッシリアと呼んでいた紀元前6-4世紀頃のとてつもなく古い物です。船の外販をつなぐ技術の巧妙さには目を見張る物があります。そしてマッシリアを囲んで多くの未開ガリア人の村があった様子も地図で示されています。


Musee d'Histoire de Marseille中庭

Musee d'Histoire de Marseille、ギリシャ植民時代の船の遺構(紀元前3-6世紀)

こんなふうにして船の外郭の板をつないだ

ローマ時代の船にはクレーンまでついていた

より大型のローマ時代の船

1976年ショッピングモール開発時にギリシャ・ローマの遺構が見つかった

 今回の旅のメインテーマの一つは本格的なブイヤベースを楽しむこと。25年前に評判を聞き、いまだに営業しているChez Fonfonに行ってみました。中心街からちょっと離れた海岸線の小さな入り江にあります。普通っぽくて豪華ではありませんが、ここのブイヤベースは昔から有名です。スープは他のお店に比べるとサフラン多めで赤っぽく、比較的雑味のない洗練された味です。最初に焼いたバゲットにニンニクマヨネーズ(and サフラン入り)をたっぷり塗ってスープに浮かべて食べます。スープは何度も継ぎ足しに来ます。そして魚。本来は出がらし状態のはずですが、ここのは別途に軽く茹でているのかなって感じで味のあるお魚です。ワインはもちろんCassisの白ワインですが、大好きな地元赤ワインAix-en-Provenceの2013 Chateau Simoneを見つけてしまったので、どちらもハーブボトルでオーダーしました。

Chez Fonfon
140 Rue du Vallon des Auffes, 13007 Marseille
chez-fonfon.com
04 91 52 14 38


内側は本当に小さな入り江

ここにブイヤベースで有名なレストランChez Fon Fonがある

軽く焼いたバゲットにニンニクマヨネーズを乗せてスープに浮かせる

魚(穴子、カサゴとか)とジャガイモ

Chez Fon Fon

2018.02.10

 朝の旧港の様子。朝食後に旧港の周りに出ている魚市や花市を見て回ります。サザエのフタが沢山ありましたが、これは幸運の印だそうです。旧港から北部のパニエ地区をちょっと散歩してみました。パニエ地区は昔、治安が良くないから足を踏み入れない方が良いと言われていた地区ですが、今は雰囲気が良くなりました。

 最後にGalallier Lafyattがあるショッピングモール、その近くの地元産品の朝市など立ち寄って、おきまりのマルセーユ石けんを買ってホテルに戻りす。


陽が差してきました

旧港南側とFort Saint-Nicolas

魚の朝市

サザエのふた、幸運の印

ミモザが満開

旧港から Basilique Notre-Dame de la Garde

パニエ地区

ショッピングモール

朝市でマルセーユ石けんを購入

 11時過ぎ、車をホテル前に持ってきてもらってNimesへとドライヴ。主要幹線高速道路A7は通らずにA55から漁港Martigue、石油コンビナートFos-sur-Merを経由し、湿地帯Camargueの近くを通ってArlesに出てNimesへと向かいました。