ANTWERPEN
アントワープ
<旅のメモ>

2001.5.2

 キンデルダイク(KINDERDIJK)の風車を出発してから約1時間でアントワープ(ANTWERPEN)に到着しました。世界第3位の貿易取扱額を誇る人口約50万人のベルギー第2の都市であり、ベルギーの若者が憧れる最新ファッションの発信地でもありますが、郊外は港湾都市にありがちなちょっとすさんだ感じです。もちろん町の中心は明るく活気があります。

 まずはスヘルデ川(SCHELDE)近くの旧市街へ向かい、ホテルを探します。ホテルは「フランダースの犬」で有名なノートル・ダム大聖堂(ONZE LIEVE VORWUM KATHDRAAL)の斜め向かい。部屋は最上階で、窓から大聖堂が見える最高のロケーションでした。その部屋には2つのキングサイズベッドがある20畳間と、10畳間ほどのバスルームがあり、その不必要なほどの大きさが印象的でした。価格は3名朝食付で1泊8,300BFR。

BEST WESTERN HOTEL "VILLA MOZART" (★★★)
HANDSCHOENNMARKT 3, 2000 ANTWERPEN, BELGIQUE
TEL:+32-(0)3-231-3031
FAX:+32-(0)3-231-5685775

 チェックインしてすぐに目の前のノートル・ダム大聖堂を訪ねました。1352年から1521年にかけて建造されたベルギー最大の大聖堂です。塔の高さは123m。この大聖堂こそ「フランダースの犬」の最終舞台です。ネロとパトラッシュがルーベンスの絵画を前に息を引き取る場所。大聖堂内部には、ネロが夢にまで見たルーベンスの大作「キリスト降架」を始め、「聖母昇天」、「キリスト昇架」、「キリスト復活」が飾られています。
 実は「フランダースの犬」は英国人作家の作品であり、地元アントワープの人たちは、その物語の存在も知らなければ、大聖堂がそのゆかりの地であったことも知らなかったそうです。最近になって、多くの日本人観光客がこの大聖堂を訪れ、ルーベンスの絵やネロとパトラッシュのことをしつこく訊ねるので、市が調査し、観光資源としたそうです。大聖堂には日本語のパンフレットが置いてあります。

 町の中心はマルクト広場(MARKT)周辺です。広場の中央には伝説の兵士ブラボーの像がありますが、ブラボーが巨人アンティゴンの手を切り落として川へ投げ入れた(HAND WERPEN)ことが、この町の名称ANTWERPENの由来だそうです。
 マルクト広場を囲んで、1556年建造の装飾豪華な市庁舎(STADHUIS)やギルド・ハウスが建ち並びます。

 夕食は近くのレストラン。我々以外に誰もいないくがら空き。お店のマダムは親切で感じが良かったのですが、些細なトラブルが・・・ 目つきの悪い浅黒く痩せた男2名がレストランの外を2、3度行き来しながら大きな窓を通してこちらの様子をチラチラと伺い、やがて店内に入ってきました。ガラ空きなのになぜか我々の隣のテーブルにつき、1人は私と背中合わせに座る。二人とも水だけを注文する。話もせずにこちらの様子を伺っている。あ〜あ、そんな不自然な行動見せつけられて気がつかないワケないじゃない。「こいつらバカか」と思いながら、財布を入れたまま椅子の背にかけていたジャケットを手前に確保。私の正面に座っている義母もすぐに気づき、隣のテーブルの男性をじっと見つめる。無言の圧力をかけていると約5分くらいで連中は諦めて出ていった。ここで一安心してワインを注文し、楽しい夕食が始まりました。

Eethuis Kookaburra
HMAARDERIJSTRAAT 1, B-2000 ANTWERPEN, BELGIQUE
TEL:+32-(0)3-707-2387

2001.5.3

 朝から快晴です。窓の外に見える大聖堂がひときわ綺麗です。ホテルの1階でカフェテリア方式の朝食を取っていると東洋人のカップルが入ってきました。中国語を話していましたが、同じ東洋人の我々を意識しているようでした。男性は慣れた感じでしたが、女性はちょっとオドオドしてる感じ。彼女がジュースのピッチャーを見て「これ、お茶?」と聞くと彼が「違うよっ!」と恥ずかしそうに答えてる。何となく可愛らしい様子でした。

 さて、例によって朝から散歩です。ホテルの裏、フルーン広場(GROENPLAATS)からほぼ東にメイル通り(MEIR)へと向かい、それに続くド・ケイザーレイ通り(DE KEYSERLEI)に進みむとアントワープ中央駅(ANTWERPEN CENTRAAL)があります。二つの通りは、モダンなベルギー・ファッションの発信地で、とっても奇抜でお洒落な人たちがさりげなく歩いています。

 メイル通りの途中でちょっと横にはいると「ルーベンスの家」があり、内部には彼の作品10点があります。

 午前中のうちに次の目的地ゲント(GENT)へと出発しました。


アントワープ市庁舎<antwerpen-i08>


ノートル・ダム大聖堂<antwerpen-i02>


ノートル・ダム大聖堂前の広場<antwerpen-i01>


マルクト広場とギルド・ハウス<antwerpen-i13>

重要文化財であるゴシック様式のアントワープ中央駅<antwerpen-i05>

ベルギーファッションの発信地、メイル通りの様子<antwerpen-i06>

舎これ、何の車だと思われますか?ヨーロッパで初めて見たヴァキューム・カー<antwerpen-i04>

「ルーベンスの家」見学に来た高校生たち<antwerpen-i07>

こじんまりとした旧市街の様子<antwerpen-i03>

ノートル・ダム大聖堂の内部<絵葉書>

ルーベンス「聖母昇天」<絵葉書>

ルーベンス「キリスト昇架」<絵葉書>

ルーベンス「キリスト降架」<絵葉書>