RAVENNA
ラヴェンナ
<旅のメモ>

 2002.12.30

 モデーナ(MODENA)から約140km、2時間弱で今回の旅行の目玉であるラヴェンナ(RAVENNA)に到着。アドリア海を望む人口約14万人の中都市。初期キリスト教時代のビザンチン様式のモザイク画が世界遺産として登録される有名な町。南仏在住時にドイツの友人から”イタリアで最もお勧めの町”と聞かされてからもう8年。ついに来たって感じ。

 年末のせいか、シエスタのせいか、ラヴェンナに到着した午後3時頃にはほとんど人気もなく、雨の降りそうな曇り空だったことも災いして、第一印象はえらく寂しい町。まずはホテルにチェックインして旧市街を散歩してみると実は結構賑やかで、年末にも関わらず観光客も結構沢山いることが分かった。午後4時頃にモザイクで有名な名所の一つ、ネオン礼拝堂(Battistero Neoniano 夏期09:00-19:00 冬期09:30-16:30)にたどり着きました。ここで"Ravenna Visit Card"を購入。EURO6.00で6ヶ所の入場が可能。ちなみに、1ヶ所EURO2.00-3.00位で拝観料(?)は結構高い。窓口のスィニョリーナは、「もう30分しかないから "Ravenna Visit Card"は無駄になるわよ。」と親切にアドヴァイスしてくれたので、「3泊するから大丈夫」と答えると納得した様子。でも最後に一言、「1月1日はすべてお休みだから気を付けてね。」と。
 この最後の一言は重要でした
。パルマで騙された例のガイドブックによると、ラヴェンナの主な見所は「休みなし」となっており、他はすべて休みであろう1月1日はラヴェンナのモザイク巡りに没頭しようと計画していましたが、予定を急遽変更。明日は丸一日、ラヴェンナを見ることにしました。
 さて、ネオン礼拝堂はレンガ造りの八角形であり、その外観はとても質素。でも内部に入るとハッ息をのむ。モザイクで埋め尽くされたクーポラの美しさはしばし見る人の時間を奪います。しばらく、ベンチに座って天井を見つめる。ああ、来て良かったと実感。

 さて、お腹も空いてきたのでレストランの下見を始めましたが、パルマやモデーナと同様、ここでもほとんどすべて休業。一ヶ所だけ開店しそうなお店を見つけたのでホテルに帰って予約の電話をして貰ったのですが、既に当日は予約で一杯とのこと。フロントの綺麗なスィニョーラが「絶対に開いているから大丈夫!」と太鼓判を押して紹介してくれたお店に行ってみましたが、これまた特別休暇とのことでお休み。困った。あちらこちらウロウロしながら、またもピザ屋でテイクアウトピザを3切れ買う羽目に。八百屋を見つけたので、明日の食いっぱぐれを想定してパン、チーズ、ハム盛り合わせ、ワイン、水などを買い込み、まるでサバイバル状態。

 ホテルに戻り、フロントで明日の夕食の予約をお願いしましたが、電話がつながらず、後で連絡してくれるとのこと。部屋に戻って、ピザと今朝パルマで買った生ハムとワインで夕食。少しお腹が膨らんだ頃に電話が鳴った。「明日のレストラン・ガルデーラの予約が取れたわよ。夜7時にお二人さんね。」。思わず大きな声で「グラツィエ・ミッレ!」と叫んでしまった。明日の夜は3日ぶりにまともな食事にありつけそうだ。まもなくワインで心地よくなり、安心して床に・・・。

2002.12.31

 残念ながら朝から一日中雨。でも負けずモザイク巡りを開始。まずは8角形のサン・ヴィターレ聖堂(San Vitale 夏09:00-19:00、冬09:30-16:30)。526年に建立された初期キリスト教時代の聖堂です。もっとも奥にある内陣上部のドームに施されたビザンチン様式のモザイク画は必見の価値があります。光り輝く金色を背景とした色鮮やかな絵は、1500年もの時の隔たりを感じさせません。素晴らしいの一言に尽きます。やっぱり来て良かった!
 続いて隣にある
ガッラ・プラチディア霊廟(Mausoleo di Galla Placidia 夏09:00-19:00、冬09:30-16:30)はギリシャ式十字型の礼拝堂です。質素な赤いレンガの外観の内部にはこれまた素晴らしいモザイク。5世紀中頃というから450年頃のものであり、ラヴェンナでも最古のモザイクらしいです。

 次ぎに中心街を離れてブランカレオーネ城塞(Rocca di Brancaleone)の横を通りながら郊外のテオドリクス王の霊廟(Mausoleo di Teodorico 夏08:30-19:00、冬08:30-13:30)を訪ねました。ゴート族の王が520年に建立したと言われています。一見して印象の薄い小さな霊廟ですが、直径11mのクーポラは厚さ1m、230tonの一枚岩(石灰岩)で出来ていると聞いて目を見張った。確かに、頂部には据え付け時の吊り上げに必要であったであろうと推定される突起物が付いています。

 雨の中を歩きながら旧市街中心のサンタポッリナーレ・ヌォーヴォ聖堂(Santa Pottinale Nuovo 夏09:00-19:00 冬09:30-16:30)を訪ねました。496年にテオドリクス王がアリウス派のために建立した聖堂で、横の円形鐘楼は10世紀。内部は簡素な構造ですが、身廊上部には3層のモザイク画が続きます。ラヴェンナから聖者がキリストに向かって巡礼する図、反対側にあるアドリア海側にあるクラッセの町から聖女が聖母子に向かう行列の図が壮観。長い時を経てなお見るものに感動を与えます。

 シエスタ時間はホテルでちょっと休み、午後2時頃から再び活動開始。車を使って市内から5kmほど郊外のサンタポッリナーレ・イン・クラッセ聖堂(Santa Pollinare in Classe 夏08:00-12:00/14:00-18:30 冬08:00-12:00/14:00-17:00)を訪問しました。549年の建立で、鐘楼は9世紀。身廊奥の内陣のモザイク画は特に素晴らしい。キリストと羊で表された12使徒が金色に光り輝く空との下、黄緑色の野に描かれています。意外にも、この金色と黄緑色のコントラストが可愛らしくかつ美しい。個人的には、ラヴェンナでもっとも気に入ったモザイク。これもまた必見であります。

 市内に戻って,町の中心ポポロ広場(Piazza del Popolo)まで散歩。人は多くありませんが、観光客は結構沢山いて暇そうにしていました。閉館間際に大司教博物館(Museo Arcivescavado 夏09:00-19:00 冬09:30-16:30)に飛び込み、ギリギリ、セーフ。展示物は少ないのですが、6世紀頃のモザイク画が展示されており、眼前にモザイク技法が見られるのが面白い。

 一通り主な見所を駆け足で回り終えた夕方、ふとカヴール通り(Via Cavour)に出ると、地元の人々がパッセジャータしてる。お洒落な店が続くこの通りをウインドウショッピングしながら家族でそぞろ歩いている。あまりに人が多いので驚いた。
 パルマと同様、暗くなると共に急激に人影はまばらになりましたが、夜はレストランを予約しているので安心。レストラン ガルデーラ(Gardela)にて3日ぶりにまともな食事を取りました。ちょっと高めのワインを注文し、よほど嬉しそうに食事をしていたのか、帰り際にはお給仕してくれた店員にまで握手を求められ、気を良くしてホテルに戻りました。今宵はカウント・ダウンがあるはずですが、歩き疲れにワインが効きすぎてバッタリと寝てしまい、深夜の大騒ぎにも気が付かずに朝を迎えてしまった。

2003.1.1

 ラヴェンナで新年。残念ながら薄曇り。町の路面には昨夜カウント・ダウンで使ったのであろう紙吹雪や花火のくず等が沢山積もっており、相当な盛り上がりを見せていたのであろう事が想像されます。

 10時頃から車でポンポーザ(POMPOSA)へ向かいましたが、途中、ラヴェンナ近郊の海岸リゾートを走りました。海岸線にリゾートホテルが立ち並んでいますが、ほとんどすべてが休業。人影はほとんどありません。ポンポーザの郊外にある修道院を見て、フェッラーラ(FERRARA)を垣間見て、途中の田舎町のBarで昼食を取ってから、午後2時頃にラヴェンナに戻ってきました。

 スピリト・サント教会(Sprinto Sarino 夏09:30-12:30/15:00-18:30 冬12:00-16:30)を見て、その隣にあるアリウス派礼拝堂(Battistero d. Arian)に入りました。6世紀の小さな洗礼堂の天井にはこれまた見事なモザイク画。ああ。どこもかしこもモザイク・・・
 イタリア語で「神曲」を書いたダンテの墓(Tomba di Dante 09:00-12:00/14:00-19:00)もこの町にあります。1321年9月にフィレンツェに戻ることなくこの地で息をひきとったとか。お墓の横にはダンテ博物館がありますが、今日は閉館。
 10世紀に再建されたサン・フランチェスコ聖堂では無料の”ダンテのカレンダー”を手に入れ、サンタガタ・マッジョーレ教会(S. Agata Maggiore)へと向かいましたが、こちらはお休みで入れませんでした。

 今夜はまたも開店中のレストランが見つからず、昨日買ったパン、ハム盛り合わせ、チーズ、ワインでまたまたホテルの部屋で夕食です。今回は食費が大いに節約できそう。

2003.1.2

 朝9時半にはホテルを後にし、次の目的地ルッカ(LUCCA)を目指しました。ちょっと晴れ間が見えて、天候の回復が期待できそう。

Hotel Diana
via Girolamo Rossi 47 - 48100 Ravenna
Tel : +39-0544 39164
Fax : +39-0544 30001
Email : info@hoteldiana.ra.it
EURO98.00 (B&B)


町の中心ポポロ広場<revenna-k17>


コスタ広場<revenna-k01>


お洒落なカヴール通り<revenna-k22>


ガッラ・プラチディア霊廟<revenna-k02>


ガッラ・プラチディア霊廟のモザイク<絵葉書>


ガッラ・プラチディア霊廟のモザイク<絵葉書>


サン・ヴィターレ聖堂<revenna-k04>

サン・ヴィターレ聖堂のモザイク<絵葉書>

サン・ヴィターレ聖堂内部<絵葉書>

テオドリクス王の霊廟<revenna-k06>

サンタポッリナーレ・ヌオヴォ聖堂のモザイク<絵葉書>

サンタポッリナーレ・ヌオヴォ聖堂<revenna-k07>

サンタポッリナーレ・イン・クラッセ聖堂<revenna-k10>

サンタポッリナーレ・イン・クラッセ聖堂のモザイク<revenna-k08>

ダンテの墓<revenna-k18

スピリト・サント教会<revenna-k12>

アリウス派洗礼堂<revenna-k11>

ショッピングモール<revenna-k21>

サン・フランチェスコ聖堂<revenna-k19>

サンタガタ・マッジョーレ教会<revenna-k20>
>
レストラン、ガルデーラ<revenna-k16>

ブランカレオーネ城塞<revenna-k05>

なぁに〜?<revenna-k13>