EVORA
エヴォラ
<旅のメモ>

2003.10.3

 トマールからモンサントとイダーニャ・ア・ヴェーリャを訊ねてからエヴォラへと向かいました。ほとんどが一般道路で走行距離は約400kmくらい。ちょっとくたびれましたが、エヴォラ旧市街のホテルには意外にすんなりたどり着きました。エヴォラの歴史地区はUNESCO世界遺産に登録されています。
 ホテル前の専用駐車場には隣の店の買い物客が勝手に駐車しており、車を停められませんでした。ホテルのフロントに聞いてみても、そのうち買い物が終わればいなくなると、おおらかなものです。ここのホテル(というか厳密にはペンサオンですが)、基本的に接客態度も良いし、丁寧ですし、建物、調度品なども素敵で印象の良い宿です。

Albergaria Solar de Monfalim
Largo da Misericordia, 1 7000-646 Evora
Tel: +351-266-750-000/ Fax: 266-743-367
URL: http://www.monfalimtur.pt
E-mail: reservas@monfalimtur.pt
EURO80 (BF&TAX incl.) by H.P.(E-Mail)

 もう辺りはもう暗くなりはじめた頃、レストランを探しに出かけました。最初はホテルでお薦めの店の前に行ってみたのですが、ちょっとフォーマルそうだったのでやめにしました。今日は走り疲れたので、カジュアルな店で簡単に済ませたい感じでした。ウロウロとしながら、結局、ガイドブックに載っていた有名店に入りました。他に客は誰もいません。
 暇を持て余してか、調子の良い若いお兄さんがしつこいほど色々と料理の説明をしてくれます。ちょっとやりすぎにも思えたけど、本人は真面目なようでした。食事中に店内にかかっていたBGM、何かと思って聞いたら彼は自慢げにこう答えた。”AMALIA!”。そう、ポルトガルで最も有名なファド歌手です。ちょっと明るいアップテンポの曲に、明るくなりきれない思いを合わせて歌います。とても心にしみいる歌でした。

Restaurante Tipico Guiao
Rua da Republica, 81
Tel: +351-266-703-071
 -Vinho Blanco、
Agua Mineral (硬水)
 -Pao(パン)
 -マッシュルームのマリネ
 -茹でたチョウザメのコリアンダーソース+揚げパン、ポークステーキ+ポテト+ほうれん草+ピラフ
 -Cafe
 -Aguard Velha(食後酒:イタリアのグラッパみたい。グラス1杯でEURO5.75もする)
 *合計EURO32.50(2名)

2003.10.4

 今日は一日エヴォラ市内を散歩です。天気はすこぶる良く、青い空、ちょっと涼しく澄んだ空気。世界遺産の町を散歩するには最適の日になりそう。まずはエヴォラ大聖堂(Se da Evora)へと向かいました。12〜13世紀の建物でロマネスクからゴシック時代への移行期に建設された建物です。他のポルトガルの多くの聖堂と違って、ドーム内部の装飾はイタリア的に豪華絢爛です。16世紀には天正遣欧少年使節がここを訪問したそうですが、その時伊東マンショと千々石ミゲル演奏したオルガンは今も残されています。
 大聖堂の隣はロイオス修道院(Convento dos Loios)。15世紀の修道院の一部はポウザーダとして利用されています。ロイオス修道院の前にはディアナ神殿(Templo de Diana)があります。2世紀末にローマ人が建てたコリント様式のディアナを祀る神殿で、イベリア半島では重要なローマ神殿遺跡だそうです。
 14世紀末のカダヴァル公爵邸(Palacio Cadaval)と公園はディアナ神殿の奥の方。公園の端は高台になっており、エヴォラ郊外の街を見下ろすようになっています。
 そこから東側に下りと16世紀のルネッサンス様式のエヴォラ大学(Universidade de Evora)の前に出ました。元はイエズス会の神学校だそうです。
 この辺りは横目でチラリと見ながら、グラサ教会(Igreja da Grasa)の前を通ってジラルド広場(Praca do Giraldo)へと向かいました。市民の憩いの場らしく、親子連れ、友人同士、カップルなどたくさんの人がくつろいでいたり、焼き栗売りが登場したりします。石畳を埋め尽くす沢山の鳩の中へ子供達が楽しそうに飛び込んで行く様子がとても和やかな雰囲気でした(鳩にとってはいい迷惑でしょうが・・・)。ここから大聖堂までの10月5日通り(Rua 5 de Outubera)には土産物屋やレストランが数件あります。旧市街のメインストリートは、ジラルド広場からジョアン・ド・デウシュ通り(Rua Joao de Deus)を通ってポルタ・ノーヴァ(Porta Nova)に出る辺りのようです。アーケードのある通りで、色々な個人商店が並んでいます。昨夜レストランで聞いた"AMARIA"のCDもこの辺りのCD店で見つけて買い求めました。
 更に街の外に向かって進むとローマ時代の水道橋(Aqueduto da Agua da Prata)があります。城壁内ではその橋脚が民家の一部となっているのが何とも面白い光景です。さすがに城壁(Muralhas)を超えるとちゃんとした水道橋です。

 昼食は以下のレストラン。ここで食べたバカリャウはとっても素朴で最もポルトガルらしいとの印象でした。ガイドブックの載っていた隣のMr. Pickwickは、英語っぽい名前がちょっと気に入らなくて入りませんでした。

J. Mendes e L. Mendes LDA
Rua 5 de Octubro,21
 -Agua Mineral (硬水)
 -Pao(パン)、Azeitonas Oxidadas(オリーヴの漬物)
 -Dourada Assadas(干ダラ炭火焼き)、ポークステーキのキノコ添え
 *合計EURO16.55(2名)

 ジラルド広場からレプブリカ通り(Rua da Republica)を下るとサン・フランシスコ教会(Igreja Real de San Francsisco)に出ます。1510年のゴシック様式の建物。奥には有料の人骨堂(Capela dos Ossos)があり、おびただしい数の人骨で装飾されています。お金を払えば写真撮影も可能ってところはいきなり俗っぽいですが・・・。その先には穏やかな公園(Jardim Publico)が広がり、中にはエヴォラ美術館(Museu de Evora)もあります。この辺りから城壁の外へ出ると、ちょっとした露天陶器マーケットが出ています。色とりどりの焼き物が沢山並んでいました。

 夕方からは車を出して郊外のスーパーマーケットへ。お土産を買い込むのにはスーパーが便利です。日常の安い品物が沢山あるから。旧市街の観光地の土産物店も良いのですが、どうしても高くてしかもありがちなモノが多いので、よほど気に入ったものでない限りなかなか買う気にはなれません。

 夕食は色々とレストランを探して歩いた結果、裏路地にとっても地元っぽいお店を見つけました。そして、今回の旅でずっと見つけられずにいたCOZIDO A PORTUGUESA(肉や内臓、ソーセージなどと野菜の煮込み)をついに見つけました。この料理は素朴すぎて観光客に受けないからか、これまでレストランのメニューに載っているの一度も見ませんでした。ここでは英語は全く通じず、イタリア語とフランス語なまりの付け焼き刃的ポルトガル語で何とかオーダーだけは出来ました。お店にいるおじさん達はTVでサッカー観戦に興じるなか、若いお兄さんがテキパキと仕事を進めます。お客さんは全員常連みたいで、人の出入りのたびに挨拶が交わされます。そんな中、若いお兄さんは言葉の通じない我々にもさりげなく気遣ってくれている様子が感じられ、とても良い気分で食事が出来ました。

Restaurante Sao Domingos
Rua Amas Cardeal, 9
Tel: +351-266-70
 -Vinho BORBA Tinto Mezzo(赤ワイン)、Agua Mineral com Gas(炭酸水)
 -Pao(パン)、Queijo Ovella Alentejano(アレンテージョのチーズ)
 -Cozido a Portuguesa(ポルトガル風肉と野菜の煮込み)、牛ステーキ
 -Cafe
 -Aguard Velha(昨日も試した食後酒)
 *合計EURO26.30(2名)

2003.10.5

今日はレドンド、エストレモス、ヴィラ・ヴィソーサ、アライオロスを回ってリスボンへと向かいます。


ジラルド広場<evora-l01>


ジラルド広場<evora-l14>


エヴォラ大聖堂<evora-l02>


ジラルド広場の端で大道芸<evora-l06>


ディアナ神殿<evora-l03>


グラサ教会<evora-l04>

ロイオス修道院<evora-l13>

ジラルド広場の焼き栗<evora-l05>

サン・フランシスコ教会<evora-l11>

水道橋が住宅の一部<evora-l07>

城壁の外では水道橋<evora-l08>

公園のエヴォラ美術館<evora-l16>

城壁の南の外にある陶器市場<evora-l10>

劇場<evora-l17>

レストラン・ギャオン<evora-l12>

ペンサオン・ソラール・モンファルム<evora-l09>

ホテルの中<evora-l15>