OBIDOS
オビドス
<旅のメモ>

2003.9.30

 シントラからマフラとサンタ クルスを経由してオビドスに到着したのは午後3時頃でした。小雨が降ったりやんだりの天気です。シントラで旧市街に入るのに苦労したので、ここではまずツーリスト・オフィスに行ってホテルまでの道順と旧市街への侵入許可の取得方法を聞いてからにすることにしました。城壁内の旧市街にはホテルの発行する通行証がないと入れないとのこと。おかげですんなりとホテルにたどり着くことが出来ました。

 今回のホテル(というかペンサオンなのですが)、小さくてとっても可愛らしく女性好みの雰囲気でした。チェックインの際、いきなり”フランス語が出来るか?”と聞かれ、”少しだけなら”と答えたら、それ以降はフランス語対応の女性が案内してくれることとなりました。部屋も女性好みに可愛らしく仕上げられています。一つ気になったことは、蝿ががとても多かったこと。これはこのホテルだけの問題ではなく、どうやらこの町は全体的に蝿が多いようなのです。窓を開けていると次々に入って来て部屋中を飛び回ります。これにはかなり閉口しました。

Casa de Sao Tiago do Castelo
Largo de Sao Tiago Obidos
Tel: +351-262-959-587/ Fax: 262-959-587
EURO80 ( BF&TAX incl.) by FAX

 オビドスは城壁に囲まれた人口1000人にも満たない小さな町。王妃に捧げられた町として発展してきた歴史のせいか、家並み、彩り、そこかしこに咲いているブーゲンビリアなどが、可愛らしく女性好みの雰囲気です。

 町の中心はサンタ・マリア広場(Praca de Santa Maria)とサンタ・マリア教会(Igreja de Santa Maria)です。教会は15世紀の建築。内部の壁が前面アズレージョで美しく装飾されていて、ちょっとイスラム的な感じがしました。広場に立つペウロリーニョは囚人を見せしめのために吊すためにも使われたりもしたそうです。また水死した王子を悲しむ王妃の気持ちを刻んだ彫刻があるとか、色々といわく付きです。

 町のメインストリートであるディレイタ通り(Rua Direita)には陶器、ワインなどのお店が並びます。西の端まで行くと町の門ポルタ・ダ・ヴィラ(Porta da Vila)があります。門の内部は18世紀のアズレージョで装飾されています。この上から城壁に登ると、眺めの良い城壁を一周することが出来ます。

 夕方、ペンサオンに戻ると、話好きのオーナーが広間でベネズエラから来たというご夫婦にジンジャ(この地方のリキュール)をふるまいながら会話を楽しんでいました。会話はスペイン語のようです。無言で横切るのも味気ないので、通りがかりに英語で声をかけたのをきっかけに我々夫婦も会話の中に入ってしまいました。同様にジンジャを勧められます。50歳前後のベズエラからのご夫婦は白人でインテリ風。世界中でアパレル関係の仕事をしているようで、英語とスペイン語は流暢、ポルトガル語も若干分かるらしい。オーナーはスペイン語とフランス語を比較的流暢に話し、英語もかなり話します。我々は英語OK、フランス語とイタリア語はちょっとだけ、それと中国語も話せるとのことで、その後の共通語は英語となり、それぞれのお国事情に会話が弾みました。オーナーは得意なスペイン語に片よりがちなでベネズエラのご主人が英語に戻してくれます。皆さん、中国の現状には強い興味と同時に不安感も抱いているようでした。

 夕食はペンサオンのオーナーのお薦めで以下のお店に行ってみました。

A Ilvstre casa de Ramiro
Rua Porta do Vale 2510-084 Obidos
Tel: +351-262-959-194
 -Vinho Verde(緑ワイン)、Agua Mineral (硬水)
 -Pao(パン)、Azeitonas Oxidadas(オリーヴの漬物)
 -Melao com Presunto(生ハムメロン)
 -Bacalhau a Gomes de Sa(干ダラ、玉ねぎを炒め、ゆで馬鈴薯、ゆで卵を添えた)、Carne de Porco a Portguesa(ポルトガル風豚ステーキ)
 -Cafe
 *合計EURO54.80(2名)

2003.10.1

 今日は晴れたので朝から再度、町の写真を撮りに散歩しました。確かに、晴れていると更に街並みは美しい。でも余りにも可愛らしくまとまりすぎで、ちょっとやりすぎの感じがしないでもないですね。

 チェックアウトでちょっとしたトラブルが発生。今朝、仕事のメールを読むために45分間、中国に電話をつないだのですが、その金額として約EURO410を請求されました。電話の記録を全てチェックして、時間と単価を聞いたのですが、どうしても説明に納得がゆかない。オーナーを呼んで貰らい、オーナーの奥さんには電話局で事実関係を調べて貰って、2〜3時間色々と調べたのですが、結果的に事実のようでした。一般の電話システムだと45分間でEURO80くらいなのですが、そのホテルと電話局が契約しているシステムでは約5倍ほどの単価になってしまうのは仕方のないことだと分かり、諦めました。オーナーもそんな長距離を長時間利用した客はいなかったので、それほどの割高なシステムであることを理解していなかったようです。

 予定から2時間ほど遅れてオビドスを出発します。次の目的地はナザレ。空は快晴です。


城壁から見た街並み<obidos-l02>


鮮やかな街並み<obidos-l04>


ポルタ・ダ・ヴィラのアズレージョ<obidos-l01>


ポウザーダ・ド・カステロ<obidos-l10>

鮮やかな街並み<obidos-l05>

サンタ・マリア教会<obidos-l06>

カーサ・デ・サンティアゴ・ド・カステロ<obidos-l03>

色々な陶器が店先に並ぶ<obidos-l08>

サンタ・マリア広場のペウロリーニョ<obidos-l07>

伏し目がちな野良犬<obidos-l11>

ベランダで吠える元気な飼い犬<obidos-l09>