REDONDO
レドンド
<旅のメモ>

2003.10.5

 エヴォラからレドンドに向かう途中、ロマの人々の移動風景を見ました。皆、馬車に乗って移動していました。先頭の馬車の高い位置で手綱を持つ男性。その男性の横にちょこんと座っていた少女がとても印象的でした。年齢は5〜6歳だろうか。薄汚れ、かつ、ほつれたボロボロの衣装をまとい、赤茶色で荒縄のようにバサバサとからみついた長い髪。でも表情は暗くもなく、さりとて明るくもなく。ただ、じっと前方を見つめる眼差しには強い生命感と不思議な愛らしさが。ほんの数秒で通り過ぎた光景でしたが、全く違う生き方をしている人達との接近はとても印象深いものでした。

 レドンドには午前10時過ぎに到着。ここは陶器の町として有名であり、良いものが見つかれば購入したいと思ってきたのですが、到着当初は人影の少なく寂しい感じでした。それもそのはず、今日は日曜日、かつポルトガルの共和制樹立記念日。ほとんどのお店がお休みです。
 仕方なく、町中で見つけた"CASTELO"のサインに従って少し丘を登って行くと、城らしきものがありました。回りではおじさん達が雑談している。"Bom Dia"と声をかけると、人なつっこく"Bom Dia"と答えてくれます。これは城かと聞くと、そうだと自慢げな答えが帰って来ます。そのうち約一名が近寄ってきて、私の腕を掴んで城門付近に連れて行き、中を指さして、中に入って何かを見るようにと身振り手振りしています。いわれるがままに中を見て歩いたのですが、残念ながら結局何だったのかは分かりませんでした。城塞の中も普通の人々の住まいが何軒も並んでいました。

 城から降りてくると、街の中心付近が何やら騒々しくなっています。人通りも増えています。多くの人が進む方向へついて行ってみると、そこでは大きな市が開催されていました。食料品、衣料品、特産品、農機具等々、何でもござれです。しばらく冷やかしてから、次の目的地エストレモスへと向かいました。街の郊外には大きな陶器工房が幾つか並んでいました。


城(?)<redondo-l01>

鮮やかな街並み<redondo-l03>

ちょうど市が立っていた。干ダラと豆<redondo-l02>