NANCY
ナンシー
<旅のメモ>

2005.4.28

 仕事の都合で駐在先の北京から日本に来ていたので今回は久々に成田からJL便を利用してParisへと飛びました。午前11時10分に成田を飛び立ち16時35分にParisに到着。やっぱり日本人キャビンアテンダントのいるJALのサービスは他の欧州系航空会社とはひと味違って心地よいですね。パリCDG空港に着くとまっすぐレンタカー屋(Hertz)へと向かいました。今回は何とBMW3シリーズが当たったのですが、イタリアへ旅することを告げると車種を変えられてしまいました。会社の規定でBWMやMercedezで盗難の多いイタリアへ入ることは避けているのです。それでもVOLVO-S60を貸してくれたのでまあ良しとしました。結局17時頃には空港を出てNancyへと向かいました。空港から出て高速道路に乗るとParis市内への道路標識は容易に見つかるのですが、反対方向のReims方面に向かう路線が見つけられず、二度も空港に舞い戻り、さらには一般道路に降りてまた迷い、空港付近でウロウロと迷うこと1時間半。結局18時過ぎにようやく目的の道路を見つけてNancyまでの道のり400kmを走り始めました。それまでの数日仕事が忙しくて身体と頭が疲れていたのか再びMetzで道を間違える始末。ヘトヘトの状態でNancyに着いたのは既に22時を過ぎていました。

 ナンシーは人口10万人。17世紀にはフランスに囲まれながら神聖ローマ帝国に属するロレーヌ公国として存在していたそうです。スタニスラス広場(Place de Stanislas)、カリエール広場(Place de la Carriere)、アリアンス広場(Place d'Alliance)が世界遺産に登録されています。

 ホテルはGrand Hotel de la Rene。世界遺産スタニスラス広場に面するNancyでも最高級のホテルです。有名な場所なのでホテルはすぐに見つけられました。チェックインしてすぐ、ひどく疲れてはいたのですが目の前にある美しい広場に誘惑されてフラフラと散歩に出てしまいました。広場は夏の観光シーズンに向けて改修工事中です。夜遅かったので上着を羽織らないとちょっと寒いくらいの気温。でも、それにもかかわらずやはり美しい景観に誘われてか、数組の観光客が広場を散歩していました。広場を囲むアールヌーヴォー様式の建造物をライトアップするべく調整中でしたが、赤、青、黄色とどぎつい色を変化させて投影するのはいかがなものかと。個人的には昔ながらの電灯色でちょっと暗めに黄色っぽくい照らされる街並みが似合っているように思えるのですが・・・。ちょっと散歩してホテルに戻ってぐっすりと休みました。 

Grand Hotel de la Rene (★★★★)
2 Pl. Stanislas, 54000 Nancy
Tel : +33-3-83.35-03.01/ Fax : +33-3-83.32-86.04
http://www.concorde-hotels.com

YEN15,100 (BF&TAX incl.) by Apple World

2005.4.29

 朝から日射しがまぶしかったのですが、気温はちょっと涼しめで散歩には最適でした。スタニスラス広場前のホテルから出て、まずは世界遺産登録のアリアンス広場(Place d'Alliance)へと。ホテルから歩いて3分程度、住宅街の中にポツンとある小さな広場です。そこは街路樹に囲まれた広場で中央に噴水があるだけ。人もいなく静かな広場でしたが、どうしてこれが世界遺産なのか良く分かりません。

 アリアンス広場からカトリーヌ通り(Rue Ste Catherine)に出ると17世紀の新都市計画に基づいて作られた整然とした街並みがあり、その所々にアールヌーヴォー様式の鉄とガラスで出来た独特の庇が見られます。

 カトリーヌ通りから再びスタニスラス広場に戻ります。広場全体は改修工事中なので安全柵に囲まれており、中には入れないようになっています。でも、中国生活が長いこともあって柵など気にせずそのすき間からスタスタと中へ入って行ったら工事のオニイサンに怒られてしまいました。広場の南側には立派な市庁舎があり、これが昨夜のライトアップの対象でした。ホテルの正面も修復工事がなされており、大気汚染で黒ずんだ壁が白っぽく綺麗になってゆきます。ちなみにホテルの中もアールヌーヴォー様式が盛りだくさんでした。

 スタニスラス広場の北の角には黒い鉄に金色の装飾が施された門と噴水があります。黒と金で豪華絢爛な雰囲気ですね。広場の中央にはルイ15世の像が立っています。広場の西側、ナンシー美術館の角にも黒と金の門と噴水があります。全体が修復工事中なのでちょっと残念ではありましたが、優雅で華麗な広場の一旦は垣間見た感じがしました。

 スタニスラス広場から北へ向かうと凱旋門(Arc de Triomphe)がありますが、ここの路面も修復工事中。でも石版を並べて石畳を作ってゆく作業が面白く、多くの観光客がその作業を眺めていました。10cm角の石版を地面に敷き詰めた後、最後は一個所に盛ってあった土砂にホースで大量の水を流し、流れ出た土砂流が石版のすき間を埋めてゆくのです。

 凱旋門の先には世界遺産のカリエール広場(Placs de la Carriere)があります。カリエールとはフランス後で”四角形”という意味で、その名の通りただの四角い広場。例の黒い鉄に金色の装飾を施した豪華な門の中の公園には並木があるだけでした。

 カリエール広場の先には13世紀のロレーヌ公宮殿を利用したロレーヌ歴史博物館(Musee Histrique Lorrain)があります。残念ながら閉館中だったのでその脇のSt-Pevre教会の前を抜けてレオポルド広場(Cours Leopld)に出て、そこから南に向かってナンシー最大の繁華街スタニスラス通り(Rue Stanislas)へと出ます。スタニスラス通りからスタニスラス広場に出る辺りのちょっと北側はレストラン街になっていて、昼食はそこのお肉屋サンが経営しているレストランで済ませました。

 昼食後はナンシー派美術館へと足を伸ばしました。スタニスラス広場から歩いて15〜20分くらいです。静かな住宅街の一角にある個性的で豪華な建物です。中にはアールヌーヴォーの作品がズラリ。とくにガレなどのガラス工芸品が見事でした。

 夕食はミシュラン・レッドガイドで見つけたLes Pissentils。気取らない感じの地元料理レストランでした。席について周りを見ると多くのテーブルの上に巨大なパイ包み焼きがのっています。お店の人に聞いてみると、海老と白身魚のクリーム煮のパイ包み焼きだと言う。長さ30cmくらいある楕円形で深いズン胴のお皿にクリーム煮が入っていて、その上は大きく膨らんだパイで包まれています。我々も”アレが欲しい!”と言って注文しました。気さくなお店なのであとはカラフでアルザスの白ワインを注文して気軽に夕食を終えました。久しぶりに美味しいって思う料理でした。

Les Pissentils
25 bis Rue Ponts, Nancy
Tel : +33-3-83.37-43.97

2005.4.30

 早めに朝食を済ませナンシーを出発。一路ストラスブールへと向かいました。


アリアンス広場<nancy-m01>


Ste.Catherine通りのアールヌーヴォー式玄関<nancy-m02>


スタニスラス広場に面する市庁舎<nancy-m03>


ホテルも修復中<nancy-m04>


ホテルの中もアールヌーヴォー<nancy-m05>


スタニスラス広場オペラ座前の噴水<nancy-m06>


オペラ座前の噴水<nancy-m07>

カリエール広場<nancy-m10>

スタニスラス広場北側の凱旋門<nancy-m09>

スタニスラス広場の中央にあるルイ15世像<nancy-m08>

スタニスラス広場ナンシー美術館前の噴水<nancy-m13>

ロレーヌ歴史博物館の裏手<nancy-m12>

St-Epvre教会?<nancy-m11>

ナンシー派美術館<nancy-m14>

ナンシー派美術館内の水族館跡<nancy-m15>

ナンシー派美術館内の庭園<nancy-m16>