サントン人形の種類

1.構造

 以下の2種類の構造があります

・全体が粘土でできており、直接絵付けしたもの

・ 顔、手足等の露出する部分のみが粘土への直接絵付けで、布の衣服を着せたもの

左:洗濯女
中央:ブルースチーズ(*1)売りの女
右:七面鳥

  *1 山羊または羊の乳から作るプロヴァンスのフレッシュチーズ


左:羊飼い
右:アルルの老女(?)

2.構成

・基本型

 元来キリスト降誕の様子を表現したものですから以下の組み合わせが基本で、「クレーシュ」と呼ばれます。

左から
糸杉二本
三人の王、
聖母マリア、
ロバ、
赤ん坊のキリスト、
牛、
聖ヨセフ
二人の天使
納屋等

・追加型

 これにキリスト降誕を祝うためにやってきた村の人々が加わります。ただし、これは時代錯誤なのですが18世紀頃のプロヴァンス人達なのです。

・発展型

 キリスト降誕とはまったく関係なく、下記の様なものがあります。どちらかというと、郷土工芸としてまたは観光土産として作り出された物のようです。でも、プロヴァンスの生活ぶりを実によく表現しています。

 − プロヴァンス独特の職種の人達(オリーヴ摘み、猟師、パン屋、等々)
 − 動物(羊、ロバ、犬、猫、七面鳥等)
 − 植物(糸杉、オリーヴの木、草等)
 − 宗教関係(オラトリオ*1、教会等)
 − 建物(風車小屋、鳩小屋、井戸、炭焼き小屋、水車、橋等)

    *1 道端にポツリと立つ礼拝の塔です。キリスト教の「道祖神」みたいなもの。

左から
GRASSE, GRASSETTEと称するカップル、
神父、
ランタンを運ぶ男

左から
猟師、
粉屋、
羊飼いの女