コレクション

 以下に我が家のサントン・コレクションをご紹介します。
1.布の洋服を着た大型のサントン・コレクション

 右はST. MAXIMINのEnika EYAZIERの作品で身長は約30cm、重さは約800gです。どっしりとした造りと、幾通りかの感情表現を感じる深みのある表情が特長です。

 ちなみに、このサントンは南仏の職場を去る時、同僚がプレゼントしてくれたサントンで、さすがに地元の人が選んだだけのことはあり、非常に品質の良いサントンです。

 ただし、一般的に布を着たサントンは単体または2体程度の組み合わせとして観光客用に売られることが多いようで、したがってあまり値段は高くなく(同サイズで5,000〜6,000円)、品質もそこそこのものが多いようです。


左:羊飼い
右:アルルの老女(?)
2.中程度の土人形タイプのサントン・コレクション

 プロヴァンスには沢山のサントン職人がいますが、たまたま近くに有名なサントン職人FOUQUE一家の工房があり、毎月一体づつ工房に出向いては買い足したものです。

 5段階のサイズがあるのですが、特に身長13cmのものが非常に丁寧で細かい細工が施されており、これらをコレクションすることに決めました。毎月、工房にあるすべてのサントンを見比べながら最高の品質のものを購入してゆきました。

 土人形タイプは手塗りの手間がかかるので、同じサイズの人形を比べると布の洋服を着たサントンよりはるかに値段は高くなります。建物類は特に高価なので、FOUQUE工房からは井戸と風車とオラトワールのみ購入しました。

 以下のサントンは風景写真をバックに、井戸、オラトワール、糸杉二本のアクセサリーを配置し、サント・ヴィクトワール山で拾った石等でアクセントをつけたものです。


いわゆるキリスト降誕の基本セットです

ガチョウ/セザンヌ(カンバスとセット)

馬具屋/バルトウミオ(水飲み百姓)


洗濯女/ブルースチーズ(*1)売りの女/七面鳥
*1) 山羊または羊の乳から作るプロヴァンス特有のフレッシュチーズ


猫/薪の上に座る老女/ガチョウと農家の女/ヴィール(*2)弾きの女
*2) 鍵盤付きのプロヴァンス特有の擦弦楽器

ルスティード:ランタンを持つ男/ニースの女/校長

薪を運ぶ老女/ロバに乗る女/オリーヴの実を集める人

"COUP DE MISTRAL"
/mouton droit/mouton qui broute/etc.
 左は二代目PAUL FOUQUE氏の代表作品です。「クープ ド ミストラル」つまり「ミストラル(*3)の突風」あるいは「ミストラルの一撃」と訳せばいいのだと思います。つまり、南仏特有のミストラルの突風を受けて身構える羊飼いの様子を表わしています。自然に逆らうわけでもなく、また負けるわけでもないプロヴァンスの人達の生活態度の一辺を感じさせる素晴らしい作品です。

 立った羊、草を食べる羊、囲いの木と草を組みう合わせてポーズを取らせてみました。

*3) ミストラルとは南仏特有の嵐のことです。晴れた日に突然に台風ほどの風が吹き荒れ、数時間でピタッと止みます。遠くアルプス山系の冷たい空気がローヌ川の渓谷に沿って地中海に流れ込む時に発生するそうです。これにより気温は突然に数度も下がります。地中海岸の表面の海水は遠くに押しやられ、深い層の冷たい海水が引き上げられますので、秋口の海水浴では寒さに強いはずの北欧の人でさえ震え上がります。

3.小さい土人形タイプのサントン・コレクション

 とある店で見つけた6cmもののサントンが実に繊細で彩り美しく作られていました。工房を捜したところエクサンプロヴァンスの隣町,LUYNES(ルイヌ)のRoger JOUVE氏の作品であることが分かり、以降小型のサントンはこのJOUVE氏からコレクションすることとしました。

 小型のサントンは値段的にも手頃だし、あまり大きくない建物と組み合わせることができるので、場所的にも価格的にもコレクションしやすいものです。

 建物の類は一般的に非常に高価ですのでなかなか買い集められませんでした。しかし、エクサンプロヴァンスの若いサントン職人Michel GIRAULT氏の建物類は値段が他と比べて時に半額近いにもかかわらず非常に雰囲気のある作品を作り出しています。したがって、コレクションのほとんどの建物類はGIRAULT氏の工房の作品です。


<野菜売りの雰囲気>
 左奥はパン焼きの釜です。野菜と樽は我が家の作品です。

<プロヴァンスの職人達>

<オリーヴの収穫>

<街の様子>

<ロンバルディア様式の教会>

<羊の飼いと羊の群れ>
 右手奥がオラトワール(礼拝の塔)です。


<橋と川の様子><No.3016>
 釣りをする人や洗濯する女がいます。