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1.概要

 以下に色々とプロヴァンスでの生活習慣やエチケットについての紹介がありますが、彼らの中にもエチケット等を守らない人だっています。だからといって我々が好き勝手にやっても良いと言うことにはなりません。そこは彼らの国であり、我々は訪問者なのですから謙虚な気持ちが必要だと思います。

2.挨拶

 プロヴァンスの人々は実に挨拶好きです。一日のうち誰にあったかをちゃんと覚えていて、たとえ夕方でもその日の内に最初に会った親しい人とはチークキスを交わします。右、そして左の頬を合わせながら口先で「チュッ」と音を立てます。最低限でも握手は欠かさないですし、労働者で手が汚れている場合は二の腕を突き出してきますので、同じように二の腕を突き出しでぶつけ合います。

 お買い物で商店に入るときにも必ず店員に挨拶の声をかけて下さい。黙って入って来られると店員も不安でしょうがないそうです。また、出るときも「メルスィ オゥルヴォアー」と一声かけるのがエチケットです。

3.会話の声

 ささいなことなのかも知れませんが、特に東洋人の会話の声は必要以上に大きくて彼らに不快感を与えることが多々あるようです。特にホテルやレストラン等の公共の場で目立つことが多いようです。

 別に小声でヒソヒソ話をする必要はありませんが、ホール全体の人に聞かせるほどの大きな声も不自然ですので、気をつけたいものです。

 食事の時もあまり音を立てずに食べます。特に我々日本人はものをすすって食べる習慣があるのですが、欧米人には非常に不快で恥ずかしい音だそうです。気がつかないうちに結構やっているのです。スープを「ズズーッ」とすすったり、スパゲティなども「ズボボーッ」とすする。気をつけましょうね。

4.服装

 プロヴァンスの人々やそこを訪れる観光客は実に様々な格好をしています。夏場などは女性のスケスケの服装や男性のだらしない格好に目のやり場にも困ることもしばしばです。でも、教会を見学するときは極度に腕や足を露出したスタイルは避けるべきです。中にはノースリーヴで平気な顔で教会を見学しているフランス人もいますが、決して誉められたことではありません。

 日本人観光客は一般的に非常に高級なホテルに泊まっている傾向があります。余計なお世話かもしれませんが、ある程度ホテルの格式に合わせた服装を意識する必要もあると思います。「すてきなホテル」と感じたそのホテルの雰囲気を壊しているのが自分自身ということになっては元も子もありません。

5.チップ

・ホテル

 大きなホテルではギャルソン(ボーイ)が部屋まで荷物を運んでくれた場合にチップを5Fr程度渡すことがあります。チップの欲しいギャルソンはたいてい、部屋に荷物を置くと客に視線を向けてちょっと動作が躊躇しますので、なんとなく分かります。チップを受け取らないよう教育されているギャルソンは荷物を置くなりテキパキとした動作で部屋から出てゆきます。でも、重く大きな荷物を一生懸命運んでくれて、なおかつ愛想良く挨拶してくれるギャルソンにはついチップを渡してしまうこともあります。チップとはそんなものです。

 枕銭と言って、ベッドや枕の上にチップを置くことがありますが、一泊程度のときはあまり置きません。連泊する場合、部屋の掃除が奇麗にしてあると感じたら2−5Frを枕の下に置きます。逆に前日チップを置いたとしても掃除に手抜きを感じたらチップは翌朝置きません。

・レストラン

 よほどの高級レストランではない限り食事代金の10−15%ものチップを置きません。置かなくても構わないし、2−4人で食事してもせいぜい10−30Fr程度しか置きません。あげすぎるとクセになるので要注意です。

 カフェでコーヒーやビールを飲んだときは、せいぜい端数の1Fr以下をテーブルの上に残す程度です。

・タクシー

 タクシー運転手は明らかにチップを要求するケースが多いようです。メータ料金の10%も上乗せしてやれば十分と思います。

6.その他

・扉の開閉

 自分で扉を開けた場合、必ず後ろを振り返り続いて中に入る人がいるか否かを確認します。続いてはいる人がいれば次の人が扉に手を触れるまで扉を開いたままにしておくことが大切なエチケットです。

・レディーファースト

 車に乗るときやエレベータに乗る時は女性が最初です。男性はちょっと待ってあげましょう。