Restaurant : レストラン

1.概要

 プロヴァンスには自然の食材に恵まれています。是非ともレストランに出向いてプロヴァンス料理を楽しんでみてください。

 プロヴァンス料理というと、トマトとニンニク、そしてハーブ・スパイスが必須アイテムといった感じです。また、ブイヤベース(雑魚のごった煮スープ)も有名ですが、夏場はあまり鮮度が良くないようです。家庭的なプロヴァンス料理になると内臓の煮込みや脳みそなんてのも出てきます。肉の赤ワイン煮もありますが、これは本来硬くて食べられない肉を柔らかくしたり、肉の臭みを除去するための手段だったそうです。

 北アフリカに近いのでクスクス(CUSCUS)料理もよく見かけますが、麦でできた小粒に野菜と肉をスパイスで煮込んだスープをかけて食べるのですが、日本人に紹介して嫌われた例はありません。

2.レストランを利用しましょう

 レストランでの食事はプロヴァンスの魅力を楽しむ重要な要素です。でも、言葉が通じないのでレストランへ行くのが憂うつという方も少なくないと思います。でも、食事のパターンさえ知ってしまえばほんの幾つかの単語を覚えるだけで楽しく食事ができるものなのです。

3.食事のパターン

 朝食は一般にパンとコーヒーだけというパターンか圧倒的です。近代的なホテルの朝食はビュッフェ形式で色々と勝手に取るパターンもあります。

 昼食夕食は色々なパターンがあり一概には決められないのですが、参考までに私の食事の3パターンを表にまとめてご紹介します。

食事の順序
簡単コース
普通コース
贅沢コース
備 考
食前酒
APERITIF
シャンペン(CHAMPAGNE)、マティーニ(MARTINI)、キール(KIRL)、パスティス(PASTIS)等。着席と同時に食前酒を注文し、飲みながらメニュー(CARTE)を見て料理を選ぶとスマートです。
オードブル
HORS-D'OEUVRE
生魚貝(FRUITS DE MER)、〜盛り合わせ(GARNI/ASSORTIMENT DE 〜)、生ハムメロン(JAMBON DE MELON)、スモークサーモン(SAUMON FUMEPASTIS)等。
ワイン
VIN
ハウスワイン(CARAFE DU VIN/VIN MAISON)と瓶入りワイン(BOUTEILLE DU VIN)があります。赤/ロゼ/白(ROUGE/ROSE/BLANC)を指定。プロヴァンスの銘柄としてCHATEAUNEUF DU PAPE, COTE DU RHONE, COTE DE PROVENCE, CASSIS, BANDOL等があります。
飲み物
BOISSON
ノンアルコールの飲み物です。ミネラルウォーター(L'EAU MINERAL)が一般的ですが、ガス入り/ガス無し(AVEC GAZ/SANA GAZ)の指定、または銘柄(PERRIE, EVIAN, ETC.)を指定します。ピッチャー入りのただの水(CARAFE D'EAU)
最初の皿
ENTREE

昼定食(PLAT DU JOUR),
パスタ類(PATES/PASTA),
ピザ(PIZZA)

ENTREEだけもあり
サラダ(SALADE)、スープ(SOUP)、加工肉類(PATE/SAUCISSON)、パスタ類(PATES/PASTA)等の分類があります。
メインの皿
PLAT (PRINSIPAL)

PLATだけもあり

肉と魚の2皿もあり
(VIANDE)、魚(POISSON)等の分類があります。ブイヤベース(BOUILLABASSE)もPLATですが、量が多いのでENTREEは省略した方が無難です。
チーズ
FROMARGE
カマンベール(CAMEMBERT)、羊の青かび(ROQUEFORT)、山羊(CHEVRE)等。大皿から2−3切れ選ぶことが多い。ちなみに、フランス人はチーズに赤ワインは欠かしません。
デザート
DESSERT
アイスクリーム(GLACE)、シャーベット(SORBET)、ケーキ(TARTE)、クッキー(GATEAU)、プリン(CREME CARAMEL)
コーヒー
CAFE
普通のコーヒーは日本のエスプレッソより濃いくらいです。アロンジェ(ALLONGE)と言うと日本並みのコーヒーを持ってきます。

滅多に取らない。
:気が向けば取る。
:普通は取る。
:必ず取る。

4.その他知っておくと便利なこと

 レストランに入ったらギャルソン(GARSON:ボーイのこと)に視線を合わせ、こちらの人数と禁煙/喫煙の希望を伝えると(身振り手振りでもOK)、テーブルに案内してくれます。

 フランスではメニューのことをカルテ(CARTE)と言い、ムニュ(MENU)とはセットメニューのことです。

 ムニュには一般的にENTREEとPLATのそれぞれに数種類の料理が載っており、好きなものを選びます。デザートを含んだムニュもありますが、コーヒーは別です。

 デザートは食事が終わってから聞きにきますので、その時再度カルテを要求してデザートを選びます。フランス人はデザートをもって食事の完了と考えているようです。

 食事が終わったら、「ラディスィオーン、スィルヴープレ」(L'ADDITION SI'L VOUS PLAIT)と言って両手でパッテンマークを示すとお勘定を持ってきますので、テーブルで払います。

 よほどの高級レストランではない限り食事代金の10−15%ものチップを置きません。置かなくても構わないし、2−4人で食事してもせいぜい10−30Fr程度しか置きません。あげすぎるとクセになるので要注意です。