ST-GILLES
サン・ジル
<概要>

 8世紀にギリシャからプロヴァンスに移り住んだ聖ジルは、ローマにて修道院設立の許可と彫刻入りの門を手に入れ、それをローマのテヴェレ川に投げ込みました。彫刻入りの門は地中海を渡り、ローヌ川をさかのぼって現在のサン・ジルにたどり着いたと言いいます。

 聖ジルの墓の跡には教会が建てられ、以降多くの信者が集まる巡礼地として栄えた場所です。12世紀頃には壮大な修道院設立の構想で建設が始まりましたが、財政難や戦争の影響によりその規模を縮小せざるを得なくなり、17世紀に完成した教会は当初の半分程度の規模でした。ただし、教会のファサード(正面)の彫刻は南フランスのロマネスク様式を代表するものと言われています。彫刻の模様はアルルのサントロフィーム教会のそれに良く似ています。


教会のファサード<stgilles-d02>

教会<stgilles-d01>