STES-MARIES-DE-LA-MER
サント・マリ・ド・ラ・メール
<概要>

 プロヴァンスにはキリスト教にまつわる伝説の多い所ですが、ここサント・マリ・ド・ラ・メールはそれらの伝説のルーツのような場所です。紀元40年頃、聖母マリアの妹マリア・ヤコベ、大使徒ヤコブ、ヨハネの母マリア・サロメとその黒人召し使いサラ、ラザロ、マグダラのマリア、マクシミヌスらが小舟にのってここサント・マリ・ド・ラ・メールに漂着したとの伝説のある町です。彼らはそれぞれにプロヴァンス各地に散らばり、また新たな伝説を生んでゆくのです。

 5月と10月には有名なサント・マリ祭りが開催されます。アルルの女達やカマルグの牧童達に囲まれて、漂着した聖人達の聖遺物箱と聖女の立像を掲げて通りから海の中へと練り歩きます。特に5月の祭りは「ジプシーの巡礼」とも呼ばれ、彼らの守護聖女サラの立像を担いでやはり通りから海の中へと練り歩きます。この日はヨーロッパ各地のジプシーが、彼らのトレードマークのようなオンボロのトラックやキャンピングカーなどを運転して集まり、ちょっと異様な雰囲気となりますので、持ち物には細心の注意が必要です。


海岸線から見た街の中心<stmaries-d01>


海岸沿いに建つ市庁舎<stmaries-d02>

バロンセリ博物館<stmaries-d02>

聖女サラの遺骨や二人のマリアの聖遺物を納める教会<stmaries-d03>