バイク窃盗許すまじ
2002年6月4日深夜未明〜翌朝までの間、 世間と俺がサッカーワールドカップ日本戦で盛り上がった日、 愛器X1が盗まれてしまいました。

ここではその顛末をまとめています。
これをお読みになった方の盗難対策の助けとなれば幸いです。

施錠状況

車体カバー
メインキーOFF (もちろん抜いてある)
ハンドルロック
フロントタイヤに車体カバーのロック穴を通してゴジラの警報機付きU字ロック
駐車場床面(コンクリ製)に金属リングを埋め込み、そのリングと車体のフレームをゴジラのアルマジロロックで固定。

近所の工務店に依頼して埋め込んでもらった金属リング。
2個あるうちの上側がZOOMER用。 ZOOMERもゴジラのアルマジロロックで固定されているが、 見向きもされなかった。
下側のリングがX1用。リング自体は無傷でした。

現場

盗難に気づいたときに撮った現場の写真。
車体カバーがかかっているのが原チャ(ZOOMER)。 その右横にX1を停めていた。

ちなみに、写真奥に写っているドアは同じアパートの住人の方の部屋のものですが、 そこにお住まいの方も警報機がなった音や異音には気づかなかったとのこと。

車体カバーのフロント分の切れ端が残っていた。
その他の遺留品はここには無かった。
(後日、大家さんがゴジラのアルマジロロックの残骸を見つけて届けてくださいました)

ゴジラのアルマジロロック

後日、大家さんが少し離れたところに捨てられている ゴジラのワイヤーロックの残骸を見つけてくれました。
「破壊されたらお見舞金出します!」ってヤツです。
でも、残念ながら破壊されていました.....

左が破壊される前のゴジラロック。
右が壊されたゴジラロック

大きい輪を地面の金属リングに通し、

ロック部を車体フレームに通して固定していました。
鍵穴はシャッター付き
カバー(樹脂製?)はカッターか何かで切られていました。
中のワイヤーは破壊されたわけではありませんでした。 このゴジラロックは、金属製の「節」のようなものを複数つなげて(カポッっとはめて) ワイヤー状になっているわけですが、 その接合部を引き抜いた、って感じです。
でも、引き抜くにはものすごい力が必要だと考えられるので、 多分何らかの機械、道具を使っているかと思われます。

ハーレー盗難プロテクトサービス

愛機X1は、「ハーレー盗難プロテクトサービス」に加入していました。
年間5万円のえらく高い保険でしたが、助かりました。 これだけが救いです。

私の場合、納車後1年未満ですから、車両本体価格の90%の保険金が下ります。 ただし、現金ではなく、「ハーレー&ビューエル買える券」が手に入ります。
また、私のX1は白×青フレームの5万円高の限定(?)バージョンですが、 「一番低いグレードの車両本体価格」の90%になります。 ですので、

1598000円 × 90% = 1438200円

の「ハーレー&ビューエル買える券」が手に入るわけです。

ハーレー盗難プロテクトサービスの手続きの流れは以下のような感じになります。

1. もちろんまず、警察とHOGまたはBRAGへ連絡。
2. 事故報告書を記入し1週間以内に返送。
氏名、住所、車体番号などを記入。
施錠状況や、遺留品など、盗難時の状況を記述。
3. 1ヶ月たってもバイクが発見されなかった場合、盗難プロテクトサービスを請求する。
全てのマスターキー、スペアキー
自動車検査証返納証明書(廃車済みの車検証)
譲渡証明書
委任状
盗難車の移転抹消登録に関する顛末書
盗難プロテクトサービス請求書
印鑑証明
これにより盗難プロテクトサービスを受ける代わりに 盗まれた車両の所有者がハーレージャパンになります。
4. 盗難プロテクトサービスの請求後、審査が行われます。
ハーレー&ビューエルの盗難件数が多く、この処理に2〜5ヶ月かかるとのこと。
5. 審査後、「車両購入券」が発行されます。

車両購入券の特徴

HDJ正規販売網であれば利用可能
本人のみ利用できる
発行日より1年間の有効期限
換金は不可能
購入できる車種は自由。(中古車も可能)
額面より安い車両を購入しても、差額は返金されない
額面より高い車両を購入するときは、差額のみ支払う
車両購入券で購入した車両は盗難プロテクトサービスに加入できない
新車購入の場合、HOG/BRAG会員期限を1年延長される