開封の儀式
2004/4/3
松葉杖も取れ、自分の足でもずいぶん自由に歩けるようになった春のある日のことである。
病院帰りにカスタム話でも進めて、12S本体も仕入れてもらおうかと思い、プレインに寄ってみた。
スクーター(フォルツァ)にも乗れるようになったので、以前と比べて気軽に行ける。
で、だ。
カスタム話とか与太話の合間に、三浦大先生がヒトコト、

「そうそう、あした届くよ
「へ? 何がですか?」
「12S。林田くんの。」

そりゃもう仰天である。そんな話はちっとも聞いていない。
そもそもまだ契約も何にも交わしていないのだ。

「明日11時集合ね。開封手伝ってもらうから」

おいおい、こっちはココロの準備がさっぱり出来とらんわい。

ガキの頃から遅刻はほとんどしたことがない(※)。
この俺、抜けてるところは抜けているが、意外と優等生なのである。
どのクラスにも必ずいたはずだ。優等生ぶっているが実は成績は悪く皆勤賞だけ狙っているヤツが。
俺はそういうタイプである。

※ 大学時代に限り遅刻魔、サボり魔であったことは秘密である。

話がそれてしまった。

ココロの準備は出来てなくても体内時計は極めて正確な俺である。
毎朝目覚ましがなる前に跳ね起きる。
と言うわけで、11時きっかり、プレイン着。
なのに、店長がヒトコト

遅いよ〜 開けちゃおうかと思ったよ」

この俺様に対して遅刻呼ばわりとは失礼な。
11時に来いと言ったコトはすっかり忘れてるようだ。
絶対この人たちは時間にルーズなタイプだ。間違いない。

それはともかく、すでに木箱は到着していた。
ビューエルロゴがプリントされたビニールシートで包まれている。

意味もなくこのビニールシートは持ち帰らせてもらった(※)。

※ 言うまでもなく、すでに使い道に困っている…

何はともあれ記念撮影。
俺の身長は176cmなので、大きさも大体想像つくかと思う。
まずはオーナー(予定)がバールを入れ、アメリカの空気を吸う。
後はスタッフに任せてしまう。
でたらめにクギが打ってあるので、えっちらおっちらバールを入れる。
※ ムービーにする必要など全くございません。
(要QuickTime6.5以上。三角ボタンで再生)
じゃじゃーん!出てきました!
嬉しい瞬間
(要QuickTime6.5以上。三角ボタンで再生)
次々と皮がむかれていく…

ヘロインの密輸にも成功。
実は乾燥剤。

二人がかりでおろします。
※ ムービーにする必要など全くございません。
(要QuickTime6.5以上。三角ボタンで再生)
わんださん、ご満悦。
ビニールをはがす前に我慢できなくなってまたがってみました。
何が面倒かって、木箱をバラバラに解体して縛って捨てること。
こういう後始末にやたら時間がかかって、結局1時間仕事に…

なお、作業を手伝ったからといって木箱解体料サービスというわけには行きませんでした…
まぁ他の店の半額ぐらいだし、文句は言いません。
いい体験できたし。