大倉滝の紅葉

〜2000年11月4日,岐阜県の大倉滝へ行ってきました〜


 紅葉の季節になったらまた来よう・・・。と,前月(10月)に単なるドライブで偶然に行き着いた大倉でそう決めたんです。10月は紅葉の“こ”の字もありませんでしたが,景色を見るに「こりゃ紅葉の季節になったらすごい綺麗なんだろーなー」と思ったんです。紅葉のメッカとしては余り知られていない場所だと思いますし,ここは絶好の穴場なんじゃないかとね。
 ということで,1ヶ月後の11月4日,再び車を走らせて大倉へ行って来ました。

 多分,大倉なんて知っている人はほとんどいないと思います(現に私もドライブで偶然にたどり着くまで全然知りませんでした)。岐阜県の高山近くの山間部に位置します。高山と郡上八幡を結ぶ「せせらぎ街道」と呼ばれる通り沿いにあるんです。これと言って観光地ということでも無いんですが,麓にドライブインが一つあって,そこから登山道が延びていて,上っていくと大倉滝に行き着きます。一応「滝」がメインだそうですが,紅葉の季節だとやはり紅葉が完全にメインになりますね。それと滝自体は華厳の滝のようにすごいものではありません。そこへ行き着くまでの登山道がいわばハイキングみたいなもんなんでしょうねー。その行程を楽しむと言った方が良いかもしれません。

 朝9時くらいだったかな。一宮を出発しました。東海北陸道を使うのが最も無難ですね。途中,郡上八幡で蕎麦を食べる目的もあったので,東海北陸道は郡上八幡インターで降ります。大倉へダイレクトに行くには郡上八幡よりも飛騨清見インターで降りる方が早いと思います。郡上八幡だったら一宮から1時間くらいで行けるはずなんですけど,11月4日,バリバリの行楽日ともあって滅茶苦茶渋滞してました。2時間以上かかってしまいました。まー,仕方ないんでしょうなぁ〜。

 やっとの思いで郡上八幡インターを降り,先ずは郡上八幡の蕎麦屋で蕎麦を食べました。前回も食べたんですけどね,人気があるようでお昼時になると長蛇の列になるんです,前回も今回も,お昼ちょっと前に店に入ったんで,列に並ぶということは免れたんですがそれでも店内は超混み状態です。でも蕎麦粉100%の蕎麦って美味しいんですよね〜。私は大好きなんですよー。つなぎが無い分ポロポロとした食感なんですけどそれがまたたまらないんっす。前回はモリ蕎麦普通盛りだったんですけど,大盛りもあるということを聞いて大盛りを注文しました。いやぁ〜,いくら食べても美味いものは美味い! もうちょっと落ち着いて食べられる雰囲気の店内だったらいいんですけどねぇ〜。相席なんて当たり前ですから。

 さて,第一の目的を達成したところで,次は最大の目的である大倉へ向かいます。郡上八幡からせせらぎ街道をひたすら高山方面へ走ること1時間くらいでしょうか。もっとかかったかな。郡上八幡ではまだ木々は青々としていて,紅葉どころか新緑じゃなかろーか・・・なんて思えるくらいです。こんなんで本当に大倉では紅葉が始まっているのかなぁといささか不安を感じました。でも,車を走らせていると,徐々に周りの木々の色が赤や黄色に色づいているのが分かるんです。ほんと徐々になんですよ。面白いですね。だんだん色が変わっていく様子が車からよく見えました。そして,大倉へ着く前に周りは紅葉だらけになりました。あっちこっちで車を停めて紅葉見物をしている人がいました。我々も大倉へ着く前に車を降りてみようかと思ったんですが,大倉へ着くのが遅くなるのを恐れ,そのまま車を走らせました。そして,間もなく,車は大倉のドライブインへ到着しました。

ドライブインへ着くや否やこの紅葉!

 いや〜,さすがに紅葉だらけでした。それに観光客の多さにもびっくり! 穴場だとばかり思っていたんですが,そうでもなさそうな混み具合です。早速車を降りていざ大倉滝を目指して登山道を上り始めました。

綺麗な紅葉が出迎えてくれました

大倉滝から流れ出る沢沿いに登っていきます

 綺麗ですよね〜。ちょうど最盛期って感じかな(ちょっと前くらいかも)。登山道は大倉滝から流れてくる小川(沢)沿いにあって,川を縫うように橋を何度も渡って,川を右手に見たり左手に見たりしながら登っていきます。小学生の遠足だったら何ともなかった道ですけど,体力落ちたなぁ〜と実感する一時です。ちょっと歩いただけでハァーハァー言ってしまいました。ほんとだったらもっと紅葉を楽しみながら歩きたいところだったんですが,それどころじゃありませんでしたよ。
 黄色の紅葉が多かったですねー。木によってはもう散っちゃったのもありますし,まだ青々としているのもありました。沢の傍を歩いているからなのか,前日まで雨だったからなのか,道がぬかるんでいて滑りやすかったですねぇ。足を必至に踏ん張って,「ツルン・・・,ドテーン!!!」なんてことにならないよう歩きました。

綺麗に色づいてます

青空に黄色が映えますね

 前日まで雨が降っていたんですが,ほんとに今日は良い天気で良かったです。日頃の行いが良いとは到底思えないんですが >私  恐らく今日ここへ来た人の中に日頃の行いがヒジョーに良い人がいたんでしょうねぇ〜。
 登山道入口(ふもと)から目的地の大倉滝まで所要時間は40分だそうな(確か看板に書いてありました)。実際にどれくらいかかったのかは全然覚えてません。時計見る余裕さえありませんでしたから・・・。息を切らせながら,じじいのようにヘトヘトになって歩いていたところに,ついに大倉滝が顔を見せました!

これが大倉滝です

 おおーっ・・・って普通の滝じゃんか〜。勿論,ナイヤガラの滝を期待していた訳じゃありませんけど,ちょっと大人しめの滝って感じかな。まぁ,白糸の滝よりかは迫力ありますけどね。でもね,上の写真では映ってなかったんですけど,滝の中腹には虹がかかっていたんですよー。それが幻想的で素晴らしかったです。滝の周りの木々はまだ紅葉していませんでしたけど,これが紅葉したら綺麗だろうな〜と。

 最終目的地の大倉滝も見たし,あとは帰るのみなんですが,行きと同じルートを取るのも面白くありませんので,帰りは別ルートを取ることにしました。滝の地点から下ることどれくらいかなー,展望台みたいな所を見つけました。掘っ建て小屋みたいなのもあって休憩所みたいなのかな。とりあえずそこを目安に歩きました。本来なら涼しいというか寒いくらいの気温なんですけど,ここまで歩いてきて体は既にオーバーヒート状態。上着を着ていると暑くて暑くて汗だくでシャツが汗まみれになってたんで上着を脱ぎました。多分ちょっと休めば急に寒くなるんでしょうが。
 行きと違って帰りは基本的に下り坂なもんで楽です。目標とした休憩所にも間もなく到着しました。

遠くに見えるのが大倉滝

すすきがまた何とも言えないアクセントに

 うわぁーっ,絶景じゃありませんかーっ。その展望台からは山々が広く見渡されるほどの展望。遠くにさっきまで目の前で見ていた大倉滝が見えました。午後になっていたんで大分陰ってきたのがちょっと残念なんですが,それでも西日に綺麗に滝や山々が応えてくれていました。この時期にはめずらしいのかな,すすきがまた所々で生い茂っていてまた絵になります。
 ここでお弁当タイム! さっき蕎麦を食べてきたところなんですけどね,いや,行く前に家でおにぎりを作ってきたんですよー。多分蕎麦だけだったら山登りした後にお腹空くんじゃないかとね。現にその通りなったんですけど・・・。
 おにぎりを頬張りながら,遠くの景色を楽しんでます。ベンチに座って休んでいると,案の定,体が冷えていくのが分かります。あー,やっぱりここは寒いんだなと実感してきました。だから木々も色づいているんですけどね。

 帰りは下りですから,行きの時のようにゼェーゼェー言いながら景色どころじゃないハイキングをすることもありません。紅葉で色づいた葉っぱの一枚一枚を眺めながら楽しみながら降りてきました。もっとチンタラ歩きたかったんですけど,日がどんどん暮れてゆくんでそうも言ってはいられませんね。

綺麗な青空でした

 やっぱり来て良かったですねー。子供の頃はこういう景色を見たり触れたり楽しんだりするのは別に当たり前と言うか,何もしなくても経験できることだったんですけど,仕事を持った今では能動的にならないとこういうのって味わえないんですよね。勿論,街にも銀杏並木とかたくさんありますから,紅葉を見ると言うこと自体は簡単に出来るんですけど,それを見て綺麗だなぁ〜としみじみ実感することがどうも出来ないんです。やっぱり「仕事へ行くぞ」と思って紅葉を見ても何も感動とかしないんですよね。困ったもんです。今できるとしたら,このように「紅葉を見に行くぞ!」って出かけて実際に紅葉を見ることなんです。それだったら紅葉の気分を味わえられますし。実生活では到底こんな気分にはなれないというかならないですねぇ。命の洗濯ってこういうことなんかなー。

 さて,帰りの東海北陸道もバッチリ渋滞にハマりました。どうにかならないのかねぇ〜。

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